五藤家では、毎年のゴールデンウィークは「家の片づけや改造」を行う期間と定めています。(家プロジェクト、と呼ばれる)
2025年分の家プロジェクトでやったこと、はるなさんが記事にまとめています。
🧬 テックと暮らしの交差点 - by はるな👠iPad Worker - iPad Workers
ただ、今年は絶対的な休日数の少なさ(飛び飛びで、土日含めて合計5日)だったり、家プロジェクトに使う資材がGWに間に合わなかったこともあったりして、5月17日(土)に延長戦として「キッチンの壁塗り」を行いました。
初の壁塗り体験へ
壁塗りってなんやねんと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、文字通り「ペンキで壁に色を塗る」行為です。
壁紙屋本舗ってところで塗料を買って、文字通りペンキを塗る。
文字にすれば、それだけ。
そんなん一般人でもできるものなのか?と思う方もいるかもしれませんが、最低限の道具さえ揃えれば、あとは必要なのは「体力」だけです。
そして今どき、最低限の道具も、それらの使い方も、インターネットを活用すれば、だいたいなんとかなる。
今回も、塗料がおよそ1万円で、それ以前に刷毛やら養生などの細かいものを用意していますが、超雑に言えば「1万円ちょいくらいの費用で家の雰囲気を劇的に変えることができる」ということです。(賃貸での原状復帰などは考えないものとする)
これまでも、1年に1ヶ所くらいずつ、いろんな部屋の改造をしてきました。
例→🏡ChatGPTは想像力の差を埋める翻訳機になる - by はるな👠iPad Worker
その中で今回は「ごりゅごも壁塗りに参加した」というのが今まで異なるところです。
これまでは、大抵GW中の仕事でごりゅごは「パワー担当」のことをすることが多く、全体的に「美術」というよりは「工作」よりのことをしていました。
養生だけで首と肩が死ぬ
今回は延長戦なので、2人力での壁塗りに挑戦した、と言う次第なんですが、まず「養生」を貼るだけで肉体と精神が限界に近づきました。
開始前
この、奥の方に映ってるのがごりゅごです。家族の中で一番身長があるので、天井の養生を主に担当したんですが、これがもうくっっっっっっそつらい。
ただ腕を上げるだけならば、まあそれは耐えられるんだけど、養生を貼る部分が油と埃で汚れているせいで、貼ったテープが外れて落ちてくる。
この、賽の河原積みのような行為は、真剣もう壁塗りをやめようかと思うレベルのことでした。
汚れを事前に丁寧にふき取って、さらにそれを乾かし、テープを細かくかっとする、などの手順を覚えてかなりマシにはなったんですが、2025年でもっともイライラが募ったのがこの日なのは間違いありません。
一番イライラしたのはこの天井です。こいつです。
で、養生を終えてペンキ塗り前のごはん。
壁を塗るのって、こんなあっさりできるんだ
くっっっっっっそ大変でイライラで死ぬかと思った養生に比べて、実際にペンキを塗るのは超簡単でした。
ペンキが飛び散ったりしないように気をつける、みたいなことはあるし、高いところなどでの肉体的な負荷はあるけど、ムラなく色を塗るという苦労はほとんどゼロ。
絵の具でムラなく着色するよりも簡単だし、木材にニスを塗るよりもずっと簡単。
特にローラーを使って壁を塗るのは、(ほとんど経験ないけど)マジでリアルにスプラトゥーンじゃん、とかって気分で驚くほどスムーズ。
そして、一通りペンキを塗り終えて、だいたい乾いたかな、って状態がこんな感じ。
実際のところ、汚れなどは「ペンキを塗って見えなくしただけ」で、天井には思いっきり汚れは残ってますが、普段は天井は目に入らないから気にしない。こういうの、写真だから気になるだけです。
うまいこと写真が撮れれば、天井の汚れは気になりません。
なによりも塗り終えて実感したのが、今までの壁よりも確実に愛着が持てたということです。
お金に余裕があるならば、業者に依頼した方が手軽なのは間違いありません。
しかし(年に1回くらいならば)娯楽であり、人生経験であり、体験として家のリフォームをやってみる、ってのは悪くない。
かかった費用は、材料費だいたい1万円程度(狭い面積なら道具セットで1万円くらいで買える)
時間も、わりと余裕をもって作業して「午前2時間」「午後2時間」+片づけ1時間、くらいのイメージかな。
大人二人で、ある程度余裕を持って日中に完了させることができました。
築30年の建物がこれだけ雰囲気が変わるのは気分がいいし、とにかく「おれが塗ったんやで」という気分の良さ。これがすごい。こんな「やったった感」を味わえるとは思ってなかったです。