トピックノートという種類のノートを考えて、自分で使うようにしてみたら、ノートの管理が捗るようになりました。

概念としてはほとんど「MOC」と変わりないものなんですが、ごりゅごが実際に「MOC」というものを使おうとしてみると、なんとなく感覚的にしっくりこない。これをどうにか自分が使いやすいようにしようとして考え出した「俺ルール」がトピックノート、というものです。

この手のノート術というものは、まずは一度真似してみて、合わないようなら自分に合うように変えるということが重要です。

今回は「いかにして俺ルールを作ったか」というところなどをまとめつつ、自分なりのノート術を構築するヒントにしていただければ幸いです。

MOCにまとめても整理された感じがしない

↑でごりゅごはMOCについて偉そうに語っていますが、長い間どうもなんだかしっくりきていませんでした。

ある意味何ヶ月もナレッジスタックでノートに関することを書いていなかったのも、要するにこれはいいぞと思ったノートの使い方が出てこなかったから。

過去の自分のノートを調べてみても、悪戦苦闘の履歴があり、「 [[MOCに感じる違和感]]」「 [[文章を書くためにMOCは必要ない]]」なんていうタイトルのノートにも、色々と「うまくいってないと感じている」ノートが残っていました。

なにがうまくいっていないのか、というのを言語化できればいいんですが、なんとなくうまくいかないと感じているという感覚は、言語化できないから解決しない問題でもあるわけで、当時はこうやって「どこが違和感があるのか」ということを色々とノートに書いて考えていました。

先頭に§をつけた「アウトライン」を作ってみる

ここで行き詰まって何度も見ていたのが「エバーグリーンノート」の提唱者であるAndy Matuschak氏のページ。

彼が作っているノートの一部には先頭に§が書かれたものがあり、これがどうやら「アウトライン」「目次」のようなものとして機能している模様。

自分でもそれを取り入れて、§付きのページを「アウトライン」として、そこで記事の下書きを作る、というようなことを試していました。

これはある程度機能して、記事を書こうと思いついたら§付きノートを作る、という方法でそれなりに運用はできていたんですが、これは「思いつかないとできない」「考えが整理されてないとできない」方法です。

自分が求めているのは「記事を思いつく方法」「考えを整理する方法」であって「ひらめいた記事をまとめる方法」ではありません。

結局この方法も自分なりの言語化できるいいやり方ではない、という結論になりました。（あくまでも「自分に合わなかった」だけです）

こういう経緯を経て辿り着いた「自分なりに考えがまとまる方法」というのが「トピックノートを作る」というもの。

どうも自分は考えを整理しようとするときには「リンクしかないノート」というものが「気分がいい」みたいです。

↑の文中のテキストはそれぞれ別のノートにしてしまいたい。

そして、そういう風にノート内のテキストというのをすべて1つ1つのノートに分割すること自体が自分が思う「考える」「整理する」という行為そのものでもあるのかな、と感じています。

という感じで、次回は「トピックノートの自分ルール」について詳しく紹介したいと思います。

続きです。