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AIによってアトミック・シンキングの「第2章」が始まった

💎アトミック・シンキングの理論にAIが追いついた話と『アトミックシンキング Author's Cut』販売の案内

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goryugo
5月 29, 2026
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2022年の夏に『アトミック・シンキング』という本を書きました。ChatGPTが登場したのは、ちょうどその年の終わりのことでした。

ということで、この時期のごりゅごは生成AIの存在を認識しておらず、当然『アトミック・シンキング』でもそのことについては何も触れていません。

人間が「アトミックノートを作り」、人間が「デジタルガーデンを維持・管理する」ということが当たり前の前提だった時代の本なのです。

もちろん、このノート作り、ノート整理は「知的トレーニング」として非常に効果的であり、そこから得られる資産は「永久保存メモ」として機能する。このこと自体は、生成AIが当たり前になった現代でもなにも変わっていません。

ただ現実的な話をすると「ふつうのひと」が、何年にもわたってこうしたノート作りを日常的に続けられるのかというと、これはもう大変にキツイ。時間的にも、体力的にも、めちゃくちゃ負荷が高い。

そこで今回、アトミック・シンキングの本+実践ワークシート+アトミック・シンキングを実践するためのAIスキル一式をまとめて『アトミックシンキング Author’s Cut』として販売を始めることにしました。本=理論、ワークシート=練習、スキル=実践の3つを揃えることで「人間が一人で続ける」前提が「AIと一緒に続ける」に変わる、というのが今回の位置づけです。

AIに頼った知的生産を考える

『アトミック・シンキング』に書いた内容は今でも「真実」だと確信しているし、むしろ現在ではその内容の価値は上がっていると思っています。ただ、実践する手法関しては、もう「時代が変わった」ことを認めざるを得ません。

自分でアトミックノートを作る練習は、やった方がいい。めちゃくちゃ効果は高い。しかし、これはもはや「ずっと続ける」ものではなくなった。

よいノートを見極める審美眼。これを手に入れる必要はあるけれども、ある程度それが獲得できたら、もうノート作りの大半はAIに任せられる。そして、そこからはかなりの部分をAIに任せても思考力は落ちないし、むしろAIと共に考えることで今まで以上の「成果」も得られるようになってきている。

つまり、今ならばAIに頼って(現実的なレベルで)「PKM」ができるし、それを土台にした「知的生産」ができる。

めっちゃ偉そうな言い方をすれば『アトミック・シンキング』で書いたことは、生成AIというテクノロジーが登場したことでようやく誰もが普通に使えるものになった。理論にテクノロジーがついに追いついた。そういう言い方もできるでしょう。

脳内将棋とデジタルガーデン

当時『アトミック・シンキング』では「書くことの大切さ」と「続けることの大切さ」を「目隠し将棋」と「庭の手入れ」という比喩を使って説明しました。

まずはそもそも「書く」ことの大切さについて。

ノートなどを使わず、頭の中だけでなにかを考えることは、将棋盤と駒を使わずに将棋を指すようなもの。(目隠し将棋)

だからなにかを考えるときも図や文字を書いて目の前に並べて考える方が、うまく「考える」ことができる。

もちろんプロ棋士は問題なく目隠し将棋ができてしまいますが、それはプロ棋士という将棋思考の超エリートが持つ特殊能力です。普通の人はそんな認知に堪えられない。だから、現実の「盤面」を用意する必要がある。

つまり、なにかを考えるときにはとにかくまずは書く。これが本の最初の主張でした。

もう1つは、書いた後のノートのメンテナンス(整理)について。

書いたノートを「ずっと使えるようにする」ためには、適切な整理が必要になります。これを「完全にゼロ」にすることは、人間が人間である限り不可能。

この部分に関しては、当時流行していた「デジタルガーデン」の比喩でそのまま説明をしています。

ノート作りとは「デジタルの庭」を育てること。ノートを作ることとは、庭に種を蒔くようなもの。そうやって作ったノートは「水やり」「肥料」「剪定」といった手間をかけて育てる。そうやって育てたノート達で花壇を造り、花壇が集まって庭ができる。

庭は決して「自動」では育ちません。(水がなければ枯れるし、放置していれば雑草だらけになる)

庭の管理にはいろいろな方法論がありそうですが、なにも手間をかけずに美しい庭を作ることは不可能である、という点に関してははほとんどの人に同意していただけるでしょう。

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身に付いたのは庭ではなく庭を作る力

本を書いてから現在まで、ごりゅごは気合いと根性でかなり頑張って「ノート作り」「ノート整理」を続けていました。読書メモを書いて、アトミックノートを切り出して、トピックノートで束ねて整理する。

十分に頑張って、得られたものはめちゃくちゃ大きかったんですが、そこで得られたもので一番の価値あるものは「素晴らしいデジタルガーデン」ではなく「庭を作る力」だったと思います。

「作った庭」に価値はあるけれども「デジタルガーデン作りのノウハウ」はイメージとしては「肥料たっぷりの土壌」を手に入れたようなもの。

これがあれば、生成AIとの庭作りが圧倒的に早くなり、質の高い庭をどんどん作っていけるようになっていきます。

それは「どういう形式のノートであれば今後活用しやすいのか」だとか「このタイトルならノートは2つにわけないといけない」「こういうタイトルではあとで意味が分からなくなる」みたいな感じのもの。

こうしたテクニックは、アトミックシンキングの本の中でもいっぱい書いているつもりですが「わかる」からといってすぐに「できる」ようになるわけではありません。

とにかくこれは実践練習を繰り返すことで身体化され、だんだんと無意識に近いレベルでなにがよいか判断できるようになっていくようなスキル。

「このノートタイトルではあとで意味がわからない。使い道がない」みたいな判断を、速く、正確にできるようになってきた、という感じでしょうか。

これは結局、年単位で時間をかけて練習し、あとでタイトルの意味が分からなくて困った、という失敗を繰り返してきたからこそできるようになったスキル・ノウハウだと思っています。

AIスキルで「ノート作り」が(かなり)できる

そして今は、この判断のかなりの部分を、AIに教えることができてきている、という状態です。

よいタイトル、よくないタイトルはどういうものか。その判断基準を、きちんと定義し、スキル、ルールとして整備し、AIがその判断基準を活用できるようにする。

もちろん生成AIというものは、その仕様上「100%」にはなり得ません。また、現状はどんなに頑張っても人間が上手にサポートしていかないと「いい感じのデジタルガーデン」は作れません。

それでも、ごりゅごが作ったAIスキルを使えば、ノート作りに慣れていない人には「ノート作りのお手本」として非常に役に立つノートが作れるし、ノート作りに慣れてきてからも「認知負荷を少なくノートを整備する助け」として、絶大な効果を発揮してくれます。

理論・練習・実践、3つは繋がっていた

このスキルを作ってしばらくしてから、実はこれまでごりゅごが作ってきたものは全部一つのものとして繋がっているやん、ということに気がついてしまいました。

『アトミック・シンキング』(本)は理論。そしてワークシートは「練習」で、その練習を終えてからAIスキルで実践に入っていく。

となるとこの3つは、バラバラに考えるんじゃなくて、全部セットにするのが一番理に適っているではないか、と。

理論は、本を読めばわかる。その理論をどうやって使うかは、ワークシートを使って練習する。そして、十分に練習が積めたら、あとはスキルを使って少ない負荷で「成果」を生み出す。

こうすることで、ごりゅごがObsidianを使いはじめてから身に付けた(知的生産分野での)すべてのことを、完成版、統合版として提供ができるやん、と。

この、AIスキルを組み合せたこれからの手法は『アトミック・シンキング第2章』と呼ぶことができるかもしれません。

これまでは「全部人間でやろうとしてた」けど、今なら「理論」も「実践」も、全部AIに助けてもらえる。

一人でなにかを続けるのが難しくても、AIに相談すればモチベーションも保ちやすい。

もちろん、こうやって「AIと学ぶことができる」のは、それ自体に練習が必要なスキルですが、逆に言えばそういう練習も含めて全部「今からやればいい」わけです。

こういう学び方が現実的になったのは、AIを「学習の伴走者」として使えるようになったことも大きいです。

これまでの学び方というのは、基本的に本を読んだら、あとは自分一人でやるしかない。記録を残すことも、アトミックノートを作ることも、なにもかもをひとりで考えてひとりで続けるというのは難しい。さらに言えばこれらには「答えがない」が故に、あってるかどうかの判定も難しい。

ただ、ノートのタイトルに正解不正解はなくとも、適切な判断基準さえ示されていれば、今ならそれは「AIに聞ける」わけです。本の内容についてもAIに質問できるし、ワークシートの成果をAIに見てもらって相談することもできる。書いたノートを見せて「これってどう思う?」と聞けるのは、心的安全性がすごいです。

「自分で読んで実践する」から「AIと一緒に読んで実践する」へ。これが、今の段階での新しい学び方であり、3つが揃うことで学習効果は大きく向上すると考えています。

アトミックシンキング Author’s Cutを販売します

アトミックシンキングの理論は2022年の本でまとめることはできた。ただ、それを実践することは、多くの現代人にとっては現実的ではなかった。ここが、生成AIの登場で変わった。今なら「ちょっと頑張れば誰でもできる」ようになった。

つまり「ごりゅごが本来やりたかったすべて」がここで初めて実現できるようになった、という印象。つまり「理論、習得、実践」が、全部ひとまとめで実現できるようになった。これは、アトミックシンキングのフルスタック版であり、Reduxであり、ディレクターズカットであり、Definitive Editionみたいなもの。著者がやりたいことが全部は言っているAuthor’s Cutである、と言えるでしょう。

中身は、書籍、実践ワークシート、AIスキル一式の3つです。

1冊目は『アトミック・シンキング』本体。なぜノートを書いて整理するのか、どう考えるのかが書いてあります。

これまではKindleでのみ購入できた本ですが、そのままでは「全データ取得」ができません。マークダウンファイルをそのまま配布する、というのは個人的にも中々挑戦的な内容だと思うんですが、変に著作権云々を難しく考えすぎるよりも、もっと広い意味で「役立つもの」にしてもらえるならば、データをそのまま渡すことのメリットの方が大きいと感じました。

コツは、一読したらObsidianの保管庫などにマークダウンを保存しておいて、内容について随時AIに尋ねる、という使い方です。

2つ目は、先日完成した『アトミック・シンキング実践ワークシート』。これは、イメージとして「読み物付きの設定済みObsidian保管庫」です。中身を読みながら、書いてあることを実践することで、段階的に「Obsidianを使って考える方法」を身に付けられるようになっています。これも、2026年版のコツとして「AIに相談する」のがポイント。

そして3つ目が、最新のAIスキル一式セット。Claude Code・Codex・Antigravity・Cursor向けの設定ファイル群で、ごりゅごが3年かけて身に付けた「ノートに対する判断」を、できる限りAIに移植したものです。雑なメモから命題形のタイトル候補を出す、新しく書いたノートを適切な場所に追加する、足りないノートを探してくる、といった仕事をAIと一緒に進めることができるようになります。(「自動」にしないことがうまく使うコツ)

ワークシート・スキルをすでにご購入いただいた方へ

2026年4月以降に『アトミック・シンキング実践ワークシート』またはAIスキル一式を単体でご購入いただいた方には、『アトミックシンキング Author’s Cut』へのアップグレード(不足分の追加配布)のご案内を個別にお送りしています。お手元に通知が届いていない場合は知らせてください。AIスキルは、当時よりもアップデートして、中身も変化しています。

ワークシートのアーリーアクセス版をご購入いただいた方々、早期から応援していただきありがとうございました。

ワークシートとAIスキルは今後『アトミックシンキング Author’s Cut』としてのみの提供になります。新規購入価格は、ワークシート、AIスキル単体と同額なので、すでにワークシートをお持ちの方がご購入される場合、AIスキル単品購入と同額で『アトミック・シンキング』本体のマークダウンデータが付属される、とお考えください。

セットに含まれる『アトミック・シンキング』本体は、現在Kindleで販売している書籍と同一の内容ですが、マークダウンデータでの配布は今回が初めての試みになります。

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アトミックシンキング Author’s Cut 販売ページ

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