ナレッジスタック

Anki問題作りは「究極のアトミックノート」作り

📮ナレッジスタックセミナー004への招待

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goryugo
12月 10, 2022
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第4回のナレッジスタックセミナーは「学ぶためのObsidianとAnkiの活用」がテーマです。

今回もObsidianを使ってプレゼンをするというスタイルは変わりませんが、デモがメインだった前回よりもうちょっと「アトミックノートを駆使して話す」「セミナー的」なスタイルにする予定です。

まずは最初に「英語学習のデモ」と「Obsidian_to_Ankiのデモ」をお見せします。

ここは思いっきりデモンストレーションですが、そこから先は「なぜ学ぶか」「いかに学ぶか」「それをどうやってObsidianで実践するか」ということをアトミック・ノートを使って考えながら、実際にどうやって覚えるのか、ということを掘り下げていきます。

『アトミック・シンキング』では「書く」ことと、書くことを通じて「考える」ことを重視しました。結果的に書くことの重要性については詳しく語ることができましたが、考えることの前提となる「覚える」ことにはほとんど触れるていませんでした。

ここを掘り下げていく、というのが今回の狙いです。

「考える」ことをスムーズにするために「覚える」

「覚える」というのは「考える」をスムーズに行うための前提となる行為です。

覚えるなんてアホ臭い。暗記とか学校の勉強みたいでいやだ。実際に、学生のころの自分も、覚えるという行為は「できない人がそれしかできないからやる」行為だと思っていました。

だからこそ、自分と同じようなことを思っている人にこそ今回はぜひ聞いて欲しいと思っています。

覚えることがつまらない、意味がないというのは大いなる誤解であり、きちんと素早く適切な思考ができるようになるためには「覚える」という行為は必ず必要となる、すべての前提となる重要な行為なのです。

おそらくこのニュースレターを読んでいくれている方は、日本語を使い、日本語を主な材料として「考える」行為を行っているはずです。1

我々がこうやって日本語を使ってスムーズに思考ができているのも、長い年月をかけて日本語というものを覚えて、膨大な量の単語を自在に使いこなしているからできる行為です。

そして多分、日本語を話している場面では、一つ一つの単語、文法を「覚えて」使っているという意識はないはずです。「日本語を喋れる」というのは「考えるまでもなく自然に出てくる」状態のことをイメージするはずです。

日本語のことばひとつひとつが「考えるまでもなく自然に出てくる」から「日本語を使って考えることができる」と言えるのです。

「振り返る」と自然に「覚えてしまう」

人間は、価値を感じないことを覚えるのは大変で、苦痛で、難しいことです。

そこで、覚えることの苦労を減らすために、大きく2つのアプローチを考えます。

一つはまず、興味があることしか覚えないこと。

価値を感じられないことを覚えられないのは進化によって生まれた「仕様」です。ならば、覚えることは価値があると考えることだけにする。これで少なくとも「つまらない」を大きく減らせます。

そしてもう一つは、覚える、というイメージを捨てること。

無理に覚えようとするのではなく、何回も振り返る。こういうアプローチを取れば、気がついたら勝手に覚えてしまった、という状態を自然に作り上げることができるようになります。

具体的なツールと絡めて考えるならば、Obsidianは「興味があることを見つけるもの」です。そして、Ankiは「何回も振り返って勝手に覚えてしまう」ことを実現するもの。

じゃあ実際に、どうやって興味があることを見つけて、どうやってそれを「覚える」ようにするのか。

今回はそういったものを、ObsidianとAnkiの実例を見せながら紹介します。

Anki問題作りは「究極のアトミックノート作り」

もう一つ、Obsidian的な目線、アトミック・シンキング的な目線で「Anki」について考えてみます。

今回のセミナーに当たって改めて「Anki問題を自分で作る」ということを考えていたら、実はこれは「アトミックノートを作る」ことと本質が同じであることに気がつきました。

アトミックノートの原則は、1つのノートに1つの内容を記述することです。Anki問題を作るときもこの原則は変わりません。

また、アトミックノートは、ノートを作る過程を重視します。ノートに書く内容を「1つのこと」にすることで、その物ごとについて理解が深まっていきます。そしてこれは、Anki問題を作る時にも同じことが言えます。

さらに、よいアトミックノートは、ノートを作っている最中に新しい疑問、アイデアがどんどん出てきて、それをきっかけにどんどんノートが増えていきます。Anki問題も「いい問題」を作ることができると、そこからどんどん問題作りが深まり、新しい問題がどんどん生まれてきます。

「覚えること」が重要なのは変わらないのですが、覚えると同時にその物ごとに対して「深く理解する」ことができるようになる方法でもあるのです。

Ankiの問題を「ちゃんと作る」のはすごく難しいし、いい問題を作るためにはきちんと理解ができていないといけない。よい質問を生み出すことで考えが深まり考えが深まることでますますよい質問が生まれてくる。

正直、自分もまだこのレベルには到達できておらず「覚える」ための質問がやっと作れるようになったと言うレベルなんですが、Ankiは「ただ覚えるものではない」ということもセミナーの中でなんとかお伝えしたいと思っています。

ネタバレですが、今回は以下の3つの記事を多いに参考にし、これらを元に話を組み立てています。

効果的な学習法: 知識を定式化する20個のルール (目次) - rage2050の日記

How to write good prompts: using spaced repetition to create understanding

Augmenting Long-term Memory

Obsidianでごりゅごが実際に作ったノートを見せることを除くと、当日話す内容の大半はここで書かれていたことをベースにしたものです。

どれも非常に素晴らしい内容で、すでに何回も繰り返し読んでいるんですが、まだまだ新しい発見があります。

可能であればこれらの記事にざっと目を通してきていただけると、当日はより面白く聞いていただけるのではないかと思います。(予習)

特に下記ページは、まさに「アトミックノートと同じやん」というのがよくわかる部分です。

  • 最小情報原則を守るべし

この「最小情報原則」が面白いと感じていただけたならば、きっと「Anki」も面白いと思えるはずです。

セミナーは、以下のURLより参加いただけます。

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