Obsidianプラグインをアップデートして新しいプラグイン2つ作りました
⚙️Antigravityのことをちゃんと理解する!
Atomic InsightsというObsidianのプラグインを作ってから、自分が求めていた「小さなプラグイン」がたくさんあることに気がつき、今月はこうしたプラグイン作りや既存データの整備、みたいなのにめっちゃエネルギーを使っています。
本読んだり楽器練習したりする時間も惜しんでやりたくなるくらいめっちゃ楽しいんですが、その調子でナレッジスタックの更新をしなくなると社会的にダメージを受けてしまうので、ここ最近やったことやそこから得られたものなどを整理してみようと思います。
関連ノート表示機能の拡張
まず、Atomic Insightsを思いつきで「日付」や「絵文字」と絡めたら、実はアトミックなノートだけでなく、自分の日常的なObsidianでの仕事ワークフローが、めちゃくちゃ便利な状態に変化しました。
具体的に言うと、Obsidianのバックリンクみたいに、ノートの下に関連ノートを表示できるようにしたんだけど、ついでに「日付が近い」とか「同じ絵文字を使っている」というノートも表示させるようにしたら(自分の使い方において)なんかもうめっっっちゃ便利になったんですよ。
たとえばセミナー資料のノートは、全部「同じ絵文字のもの」が「日付が近い順に出てくる」のです。
これは自分の文脈で言うと、ほぼ完全に関連ノート。
(一部、生成AIでファイル整理してて、名前がおかしくなったやつがある)
さらに、デイリーノートの場合でも「近い日付のノート」が出てきます。
単純に今日やらないといけないものだとか、ちょっと先にやっといた方がいいことみたいなのが、ノートの下に自然に出てきてこれだけでもかなり「締切管理」ができるような感じがしています。
他にも「同じYAMLデータ(フロントマター)」も「関連度」に足せる(自分で選べる)ようにして、同じプロジェクトのノートが自然に下に出てくるようにする、みたいなこともある程度できるようになっています。
まだまだ実験レベルなんですが、こういう感じで各自パラメーター調節が可能です。
他のことも同時にいろいろ進めながらなので、まだまだ「動くけど基本的な整備も終っていない」という状態ですが、これは自分が当初思っていたものよりも面白くて便利なものになりそうな予感です。
ObsidianからSubstackへの画像コピー
プラグイン作りが面白くなってしまって、Atomic Insigths以上に「俺が欲しい」プラグインを2つ、追加で作成しました。
一つは「コピー」した時に、画像ファイルまで含めてそのままSubstackにいい感じにペーストができるようになる、というもの。めっっっっちゃ細かいレベルのことなんですが、これまではこのためだけに「iA Writerを使ってコピーしてからSubstackに貼り付ける」ということをやっていたことを考えると、節約する時間以上に「めんどくささが減る」メリットがすごいです。
goryugocast/obsidian-substack-copy
ちょっと頑張ったんだけど、現在の自分の知識ではiOSではうまく動いてくれませんでした。確認できたのはMacだけです。
ファイル名とFrontmatterの同期
もう一つも、自分専用のめっちゃ小さなプラグイン。
これは(YYMMDD_ 形式の)日付が入ったファイルをリネームすると、フロントマターの日付も同時に変更する、というもの(どのフロントマターにするかを決められる)
goryugocast/obsidian-title-date-sync
この2つは、まだ「動いた」レベルの確認しかしていないんですが、どっちも「地味すぎてだれが作ってくれるかわからん」けれど「自分にはとても役に立つ」プラグインです。
こういうものが、本当に1時間かからないようなレベルでとりあえず完成した状態に持っていけるのは、めちゃくちゃ楽しいですね。
しばらくはこの辺の「作業環境構築」も力をいれていこうと思っています。
ClaudeではなくAntigravity(Google)を使う理由
で、今回も作ったものの大半はAntigravityでした。Claudeは1ヶ月の有料期間が終わって、再び契約するかどうかは考え中。
それに対して、GoogleのAIプランは、年契約プランが半額になる、という餌につられて、1年間の契約をしてしまいました。
2025年1月の自分の印象としては、プログラムにしても文章にしても「賢さ」も「速さ」も「正確性」も、Claudeの方が優れている、という印象でした。
ただ、大きく2つの点で「それでもAntigravity」(Googleサービス)の方がよい、というのが現段階の感想。
コンテキストウィンドウと使用制限の比較
まず一番大きいのは「使える量」
Claudeの有料プラン($20のやつ)は、マジで賢いんだけど、とにかくすぐに燃料切れになってしまい、続きをやるのに数時間待たされる、ということが頻発。
感触としては、1時間集中すると、そこから4時間くらい待ってから続きができる、というイメージ。
もちろんこれは「やりすぎない」という健全さにつながる可能性はあるけど「もったいないから常にやる」というメリハリがつかない可能性も高まってしまう。
それを嫌うならば$100のプランに加入しろ、ってことなんだけど、まだそこに手を出す気にはなれない。
対して、Antigravityは後述する同時処理を使いまくらない限りは、一度も燃料上限(クォータ切れ)になったことはありませんでした。
エージェント管理型のUI設計
もうひとつのAntigravityを使う理由は、その設計思想。
Antigravityって、VS codeのフォーク(元ネタが同じ)なので、どうしてもVS codeと「同じような感覚」で考えてしまいます。
たとえば、以前「250423_💎_CursorとObsidianを連携して執筆やファイル整理に役立てる」という記事で紹介したCursorは、VS codeと感覚が似ているものでした。
あくまでもコードを書く支援が中心で、CursorをObsidianと併用する場合も基本的に「一個一個やっていく」という感じ。
それに対してAntigravityは「エージェントを管理する」という、もう一歩先の思想で作られています。
たとえば、VS codeの基本レイアウトって、だいたいこんな感じなんですよね。大雑把に、左にファイル一覧があって、真ん中が「コード」で、右側がAIエージェント。
Antigravityにももちろん同じ画面はあるんですが、Antigravityの本質はここではなかった……
Google Antigravity を使ってみるという、Googleのヘルプ的なページにも書いてあるんですが、Antigravityは「複数同時チャット」というのが基本です。↑ の画面はあくまでも「個別モード」という「サブ」の画面です。
(ヘルプにかかれている)Antigravityの基本画面はこれ。一見するとChatGPTと同じ構造のように見える、ちゃっとのやりとりが並んでいるのが基本なのです。
Antigravity は、オープンソースの Visual Studio Code(VS Code)の基盤をフォークしますが、ユーザー エクスペリエンスを大幅に変更して、テキスト編集よりもエージェント管理を優先します。インターフェースは、
EditorとAgent Managerの 2 つの異なるメイン ウィンドウに分かれています。この関心の分離は、個人の貢献とエンジニアリング管理の区別を反映しています。
このチャットみたいな画面は「エージェントマネージャー」と呼ばれるもの。
で、この画面を使って「AIに複数のことを同時に実行させながら」人間はコーヒーを飲む。そして、いくつかの仕事に報告が上がってくるので、人間はそれらの報告に目を通し、計画を承認したり、見直しを求めたりする。
これまでの生成AIが「秘書に仕事をお願いするイメージ」なのだとしたら、Antigravityは「複数の社員に同時に仕事をさせて、自分はその管理をする」というやり方に変わります。
この概念はObsidianをベースのエディタとする場合にも相性が良く、自分は文章を書いたりノートを整理したりしている間に、Antigravityには「他のこと」をやらせておく。
で、一仕事終わった、という連絡がきてたら、それを確認する、という感じ。
まあ、現実の話をすると、まだまだ社員達の能力が低すぎるので、最初はドキュメントの整備がめっちゃ必要だし、ドキュメントがあっても社員達はしょっちゅう間違える。
実際に複数の仕事を並列で動かしはじめると、コーヒーを飲んでるヒマなんてまったくないくらい、片時も休む暇なく指示を出し続ける、という状態になってしまいます(なってしまっています)。
しかも、マルチタスクで頭を切り替えるのは、脳への負荷もめちゃくちゃ高いので、現状ではこの方法が最善なのか、最速なのかどうかも悩ましいところ。(Claude.codeに指示を出した方が、おそらく個別の仕事は早く終るし、Claudeだって自分自身で並列処理ができる)
それでも、この「設計」は、これからを期待させるに十分な夢がある。
ルールとワークフローを整備し、1月から実装されたスキルを組み合わせることで、定型的な処理の多くを「AI+プログラム」で実現可能になり、Claudeよりもずっと早く仕事を終らせられるようになる可能性を感じることができる。
今は遅いかもしれないけど「オレの環境」を整備することで、常に自分自身と共に変化できる、理想のメンバーが手に入るかもしれない。
そういう夢みたいなのが感じられました。
ただ「Antigravityの使い方」みたいなのを日本語で紹介している人を自分が調べた限りではで、こういうことを書いている人を見つけられなかったんですよね。「驚き屋さん」の人たちになると、エージェントモードの存在すら認知しているのか怪しい感じ……
なので、2月7日10時に予定しているセミナーでは、まずはこの「Antigravityの設計思想」だとか「Antigravityの構造」みたいな基本的なところをしっかり紹介したいな、ということを考えています。
この詳細はまた金曜日か土曜日にお送りしますので、しばらくお待ちください。
最近、Googleはどうも好きじゃなくなっていたけど、Antigraityに関しては「とても好き」と感じています。そして、Antigravityが好きってなると、それを作っているGoogleのこともだんだん好きになってくるわけで、こうやって人間のイメージというのは簡単にハックされてしまうんだろうな、ということを実感しています。









