Logseqを本格的に使うようになってから、100日以上が経過しました。
ほとんどのメモを「今日」のページで管理・記録するLogseqデイリー日誌術 - by goryugo
この手の新しいことを試す場合の常として、いろんなことを試しまくる段階がそろそろ終わりを迎え、ようやく安定に向かいつつあるように感じます。
自分の中で「Logseqは日誌である」という考えはずっと変わっていないのですが、しばらく使って以前よりも「日誌とはどういうものか」の理解が深まった気がします。
特にずっと考えていたのが、日記として使っている「DayOne」との使い分け。なにをDayOneに書いて、なにをLogseqに書くのか。また、これらはObsidianとどう使い分けるのか。そのあたりがようやく自分の中ではっきりしてきました。
日記と日誌の違い
まずはそもそも日記と日誌はどう違うのか。精選版日本国語大辞典には日誌の意味はこう書かれています。
〘名〙 毎日の出来事、行動、感想などの記録。また、そのための帳面。多くは、後日の資料にするために記す。個人的なものは「日記」といって区別する。
この辞書的な意味をベースにしつつ、そこにごりゅご独自解釈というか、自分はこのように区別して使いわけている、ということをまとめるのが今回の話。
定期的に振り返りたいのか必要なときに見つけたいのか
たとえば今、Logseqには「食事の記録」を残しています。ただ、これは普通に考えたら「日記」に分類した方がよさそう。他にも、Logseqの中に「今日の体調」みたいなものを残したりもしているんですが、これもコンテンツとしては「日記的」なものに感じます。
ではなぜこれらをLogseqに残しているか。
簡単に言うと「能動的に振り返りたい」ものなのか「定期的に振り返りたい」ものなのかどうかの違い。
食事の記録の使い道は、主に「今晩何作ろう」の資料にしたり、前回の反省点の確認など。これらは「毎週振り返る」とか「毎年振り返る」ということをしたいわけではなく、必要になったときにできるだけ早くその情報を取りだしたり、特定の一部分だけを抜き出す、ということをしたいもの。
こういうときはLogseqやRoamResearchのような「リンクとアウトライン」が組み合わさった仕組みが力を発揮します。
Logseqに残す記録は、基本的にこういう「能動的に振り返りたいもの」
楽しみとして振り返りたいものを残す場所
これに対して、DayOneを使って残している記録は「趣味」「楽しみ」という要素が強いものです。
DayOneには「X年前の今日」を振り返る機能が搭載されており「5年前はこんなことしてたのか」を簡単に思い出せます。また、この仕組みは「季節性が強い」仕事や趣味の記録にも役立ちます。
F1やNFL、その他大抵のプロスポーツはほとんどが1年を1サイクルにして競技が行われます。ちょうどシーズン開幕の時期になって、ああ去年はこんなだったなあ、と思い出せるのは振り返りのタイミングとしていちばん「ちょうどいい」間隔です。
逆に、読んだ本・マンガなどを趣味として振り返るときに「日付情報」はあまり意味があるようには感じません。また、Logseqの中に残しておいても「能動的に振り返りる機会」はなかなか発生しません。アオアシの1巻から20巻までの感想を串刺しで表示したい、という欲求も(自分には)特にありません。
そういう理由から、本やマンガの記録、感想はObsidianに残しています。(この振り返り方法は、そのうちまとめる予定)
また、定期的に振り返りたいF1とアメフトの観戦記録はDayOneに残す、という形式にすることで「趣味の記録をどこに保存しよう問題」はほぼ解決しました。
具体的にどういう記録を残しているのか
では実際にLogseqやDayOne、Obsidianにはどういう形で記録を残しているのか。こういうのは、数ヶ月で変化してしまう可能性は高いですが、ひとまず「今はこうしてる」というのを次回以降順番に紹介したいと思います。