最近はいかにChatGPTと一緒に仕事を進めるか、というのことをすごくいろいろ考えています。とにかくChatGPTのおかげでプログラミングに関するようなことは必要な労力が10分の1以下くらいになった(気がする)し、そうでないことでも様々な便利そうな使い方がたくさん出てきてます。
そんな感じでChatGPTのいろんな活用方法が考えられますが、今回はChatGPTを「文章を書く」ためにどうやって役立てることができるのか、というがメインテーマです。
なんとなく「文章を書く」という言葉を使うと、小説家やライター的なものを想像しがちですが、今やほとんどの人の仕事や生活で「文章」を大量に読み書きしています。
メールや企画書、日報なんかは「文章」で書くし、今やコミュニケーションの主体となっているLINEなんかのチャットだって基本は「文章」です。写真主体のInstagramだって大量のハッシュタグが使われるし、YouTubeを見るときですらサムネイルだけでなく「タイトル」も見ているはず。
そういった日常的なこと以外でも、『アトミック・シンキング』を書いたごりゅごとしては、ありとあらゆる考え事は「文章」を起点にして進めていくものでもあり、文章はあらゆることの核になる存在であるとも思っています。
そういった、あらゆることにつかう「文章」を読んだり書いたりする文章ですが、これからいかに上手に機械と分業・協業していくかによって「これから」が大きく分かれます。少なくともごりゅごはそのように考えており、これから数年は「AIとの協同作業」は主要なテーマとして考えていくつもりです。
そんな中で今回は「本の原稿をChatGPTと一緒に作る」的なことをいろいろ実験してみました。今回はその過程を振り返りながら「AIとの協同作業」について考えてみたいと思います。
まず最初にやってみたかったのは、ChatGPTに「テーマ」を与えたらどの程度の文章を書いてくれるのか。
まずは前提となる知識やごりゅごの文体を理解してもらおうと『アトミック・シンキング』の「はじめに」を読んでもらいました。
こうやって(過剰に細かいと思えるレベルの)丁寧な文章を書くことで自分の頭も一緒に整理されるという効果があります。
極端なことを言えば、ChatGPTのチャット欄を使って「自分は今何をしたいのか」を言語化するだけでも意味があるんじゃないかと考えています。
そして、はじめにを読んでもらって返ってきた答えは以下の通り。
今回はこのまま続きを進めます。次回作で考えている「はじめに」の文章を読んでもらいました。(この文章は有料メンバー向けのGitHubで公開しています。詳しくはGitHub原稿の共有方法についてにて)
これに対して返ってきたのが、思いもしなかった素晴らしい回答。
いきなり「素晴らしい」と褒めてくれるとは思ってなかった……ちょっと照れるじゃないかおまえ……お金払うとこんなに素直ないい子になるのかよ……(ちょうどこの日、ChatGPT Proに加入していた)
自分でも驚いたんですが、実際このとき「素晴らしい」と言われて本当に嬉しかったんですよね。機械が喋ってるお世辞だとわかっていても嬉しい。こういう返事をしてくれるのは「秘書」として大変素晴らしい。嘘でもいいからまず褒める。なかなかに人たらしです。そして、これは対話相手としての価値が爆上がりです。
また、褒めてくれたあとの提案は見事なまでにテンプレと言えるような提案です。正直安っぽい提案です。だけど、たしかにこういうテンプレは「ベタだからこそ一回くらい考える価値はある」という提案でもあります。意外にこういうことって、一人で書いてる場合には気がつかなかったりもするので、それも「うまく使えば悪くない」という印象。
この答えが返ってきた時点で、ChatGPTは(上手に使えば)文章作成の有能なパートナーになってくれる、と実感できました。
続けて、自分が書いた「下書きの原稿」をうまく修正してくれないだろうか、という実験。
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