2026年8月13日から、ChatGPTのデスクトップアプリに「コンピュータ履歴(Computer History)」という機能が追加されました。
(現状、Pro・Business・Enterpriseで利用できます。Business・Enterpriseは管理者の許可が必要です)
ものすごく雑なことをいうと、これをオンにすると、コンピュータの「あらゆること」が記録されて、それを裏で生成AIが要約(使用量を消費する)する。そして、この記録があれば「いつなにしてたか」を理論的にほぼすべて思い出せるようになるという、ある意味で「自動ライフログの一つの到達点」とも言えるような仕組みです。
もちろんこれは、プライバシーの塊みたいな情報を残すことになるわけで、こういったことを嫌うひとが一定以上いることも間違いなく、現在は「明示的にオンにしない限り使わない」ようになっています。
参考までに、OpenAIが想定しているのは、たとえば以下のような使い方。
@Computer History 自分はどこで非効率になっていて、代わりに AI を何に使うべきですか?
これで、記録が残ってる範囲で自分がなにしてたか思い出して、こういうことをAIでやったらいいんじゃない、と提案してくれるわけです。これだけでも、いろいろなことが許せるなら「効率アップ」の可能性はきわめて高い。
手動の記録も自動の記録も大好きなごりゅごとしては、そこには夢と憧れしかないような機能です。
ただ、ぶっちゃけ、これがどう役に立つか、というのは、中々ピンとこなかった。
面白そうではあるけれども、面白いことと、便利なこと、役に立つことは違う。(私も大人になったので、最近はそのくらいの分別はつくようになってしまったのです)
で、これをオンにしてからも、しばらく放置していたんですが、実際にさっきでてきたような「オススメプロンプト」で履歴を遡ってみると、覚えてくれてるレベルが相当すごい。
まず、過去48時間レベルでは、どのアプリで、どういうファイルを変更したかもわかるし、いつ何時、どういう文字をタイプしていたのかというレベルの記録も残っている。(だから、パスワードアプリとかは、確実に「対象外」にしないといけない。そういうリスクは、めっちゃある)
そして、その内容を生成AI自身が上手に要約してくれているおかげで、まじで(自動記録とかが大好きな自分でも)気持ち悪いと感じるくらい、ホントになんでもいろんなことを覚えてくれています。(元の操作イベントは最大48時間で消えますが、生成されたMemoryはmdファイルで残るので、毎日、全部残しても、容量的にもなんてことない)
昨日は、21時からAbleton Liveを使って〜という曲を練習していましたね、ということまで、ファイル名やらなんをキーにして、AIは「私がなにしていたか」を、私よりも高い精度で思い出せてしまうのです。
となると、もうコンピュータでなにしてたか、なんていう全自動日記をかかせることだって、もう当たり前に超簡単にできる。
仕事の日報なんかも(上手にサボってることを誤魔化して)いい感じにまとめさせるのなんかも、ほぼ完全に自動化ができてしまう。
とは言え、記録強者の自分から言わせると、全自動で日記を書かせても、最初に感動するだけで、それ以降に日記を振り返ったりなんてしないことは明白で、やらせる意味がない。トークンもったいない。
記録を、ちょっと補助する
で、そんな感じでしばらくは記録を残すだけで終わってたコンピュータ履歴なんですが、先日からちょっといい感じの方法を思いつきまして、これはまだ数日レベルの運用なんですが、わりといろんな人にオススメできるんじゃないかな、という段階に到達できたのです。
それが、完全自動日記ではない「ちょっと記録を補強してもらう仕組み」というもの。
つまり、ごりゅごが普段LLRを使ってObsidianで記録しているデイリーノートの記録を、ちょこっと生成AIに補助してもらって、ちょこっと内容を改善する、というもの。(そして、これを使って、週に1回くらい、ルーチンタスク自体を見直していく予定)
たとえば以下の画像は昨日のデイリーノートの抜粋。🤖絵文字の行が、生成AIが補足した記録です。(タスク自体を作らせる場合と、タスクに説明を加える場合の2パターンある)
記録からLLRのルーチンを見直す
これ、大事なことなので何回も繰り返しますが、コンピュータ履歴を使って全部自動で記録を作ってもらっても、ほとんど意味ないんですよ。
そう思う人は、記録の目的を読み違えている。
記録は、残ってりゃいい訳ではなくて、残す行為自体に「選択」という作用が働いて、そこに意味や価値が生まれるのです。全自動ではそういう変化はなにも起こらない。
今後、補助してもらった記録を元にして自分自身のルーチンを改善する素材にしようと思ってはいるけど、それも全自動では意味がない。
ルーチンとしては存在していない、こういう記録が複数回あったから、ルーチン登録してみたらいいんじゃない?という提案をしてもらうだけ。
それを採用するかしないかは、自分が決めなければならない。
ただ、この仕組みを作ったことで「適当な記録でも、それを元にちょっとずつよくしていける」という感覚が生まれて、むしろ記録が楽しくなって今までよりも丁寧になっている、というのは自分としても新しい発見だったかもしれないですね。
ここからは、この仕組みを実際に動かしているスキルと、導入に必要なファイルをおまけとして付けます。
そして今回は、これはどういうものか、というのを生成AIに説明させてみました。
以下、Lunaの説明。(鬱陶しい部分は削って、重要な部分だけにしました。こういうのをとにかく「全部説明する」のが標準LLMのアホなところですね。そして、こうやってカッコでやたらと補足を入れたがるのが、ごりゅごの鬱陶しいところですね)
詳しく説明するなら、こうなります。
これは何か
これは、Codexや許可したアプリ・Webサイト上で行った活動を、Obsidianのデイリーノートへ接続する「活動記録の補足システム」です。
AIが日記を自動生成するのではありません。本人が書いたデイリーノートを正本として、そこに不足している事実だけを補います。





