生きることにこだわりを。魚住惇です。
これまでデイリーノート、ウィークリーノートと語ってきました。
今回からは、レイヤーがもう1つ上の視点から、プロジェクト管理について語ろうと思います。
そのために今回は、直近で死ぬほど忙しかった日を例に取りながら、自分なりに見つけたタスクとプロジェクトの違いについて話していこうと思います。
地獄の2022年11月10日をObsidianで振り返る
僕が直近で忙しいなと感じて、Obsidianを使ってなんとか乗り切ったのは、2022年11月10日でした。
その時の日程を、この場で振り返らせてください。
朝:ゼロの日立番
愛知県では交通事故死亡者数ワースト1位脱却のため、毎月の下1桁が0の日を「ゼロの日」と呼び、交通安全運動を警察が行なっています。
学校もそれに合わせて、交差点に生徒と教員で立ち、交通の安全を見守りつつ、挨拶運動をします。
この日は、僕の学年が該当学年だったので、朝早く出勤しました。
ついでに、PTA役員の方の立番もあるので、いつも車を停めている場所をPTA役員用に解放するために、別の場所に駐車しました。
朝のST:担任代行
この時は僕は副担任でしたが、担任の先生が生徒指導担当の先生だったので、ゼロの日運動で駅周辺の見回りに行っていました。
なので、朝のSTは僕が代わりに行うことになりました。
1限:zoomの準備
この日は2限に行われるハングル語の授業で、韓国の学校とzoomを繋いで交流するというオンライン交流会が予定されていました。
そのため、zoomに繋ぐためのPCを用意して、プロジェクターにつなぎ、全体が映るようにWebカメラを繋いで、スピーカーとマイクの設置をしました。
こういう準備は、魚住の仕事です。
2限:オンライン交流会本番
1限の間に準備した交流会の本番です。本番中のトラブルに備えて、生徒たちが韓国語で交流している最中もずっと張り付いていました。ただその場にいるだけだと思ってたんですが、zoomの画面の操作が思った以上に発生して、結局絶えず気が抜けない状態を過ごしました。
3限:表現メディアの編集と表現
僕が主に担当しているのは普通教科情報ですが、今の勤務校みたいに総合学科だったり情報系のコースがある高校だと、専門教科情報を担当することもあります。
今は、「表現メディアの編集と表現」と「情報の表現と管理」という授業を担当しています。
受験に関係ない科目なので、学校独自の取り組みや、特色のある授業が実施しやすいこの授業では、Minecraft Education Editionを使った、学校の校舎を再現しようプロジェクトを進めています。
情報Ⅰとは別に教材研究が必要だったり、当日の準備が必要なので、他の学校の情報の先生がやらないような仕事をやってるわけです。
しかも、選択科目で1クラスしか実施しないので、準備した内容の使い回しができません。とほほ。
4限:情報Ⅰ
画像のデジタル化の範囲を進めました。
科目名が再編される前の、「情報の科学」の頃と内容がほとんど変わらないため、昨年度の教材研究の使い回しができました。
授業を実施するという意味では休みなく働いているわけですけど、この時間中は心に余裕がありました。
お昼:生徒対応
12時40分〜13時20分までの、40分間のお昼タイムです。妻のゆかさんに作ってもらったお弁当を食べる時間です。
ただし、13時くらいに生徒を呼び出して話をする予定だったのと、他にも作業したかったことがあったので、お弁当は7分で食べました。
それから生徒と少し面談して、予鈴が13時15分に鳴り、次の教室に移動しました。
学校の先生にとって、お昼は休憩時間ではありません。勤務時間的には、休憩のはずなんですけどね。
5限:情報の表現と管理
表現メディアの見出しで説明した、専門教科情報の、もう1つの授業の時間です。
情報Ⅰではあまり触れることができなかった、ベクター系ツールを使って、ペジェ曲線でトレースを行うという演習をやりました。
本当だったらね、イラレを使わせたいんですけど、愛知県の高校で購入できるパソコンのソフトは、買い切りでインストールメディアが存在しているものと決められています。Adobe製品は購入できません。
なので、無料で使えるデザインツール、Inkscapeを使っています。これなら無料ですからね。
生徒に修学旅行の写真を題材に、パスを使ってトレースさせました。
6限:進路ガイダンス
普段なら、「総合的な学習の時間」という名前の活動が入っているんですが、この日はその時間に進路ガイダンスを実施する予定になっていました。
本当なら6限と7限をぶっ通しでその係をやるはずでしたが、7限には別の仕事が入っていたので、6限だけ学年の係の仕事に就きました。
7限:生徒用タブレットの説明
1年生の教室だけに、生徒用タブレットの使い方などについて説明するための放送を流しました。
機種はどんなものなのか、どういったルールで使うのか。予め教務主任の先生と生徒指導主事の先生と話し合った内容を生徒に伝えました。
放課後:学年集会
2年生が体育館に集まり、学年集会を開きました。内容は、生徒用タブレットの使い方について。1年生と同じ内容です。
放課後2:学年会
職員による、担当学年の会議です。生徒情報を交換したり、今後の日程などの確認を行いました。
1日を振り返って
本当に長い1日でした。
もう、常にObsidianのデイリーノートにあらかじめ書いておいた内容と睨めっこしながら、1分1秒無駄にできないと思いながら仕事をしてました。授業中の方が、むしろ休憩できるくらいでした。
自分にとってのプロジェクトとは
さて、この日に僕がやった仕事は多岐に渡ると思いますが、一体いくつのプロジェクトを掛け持ちしたでしょう。
ゼロの日立番
要項に生徒と一緒に立つ場所が書かれている
朝のSTで話すこと
朝の打ち合わせで出た内容と、気の利いた一言
オンライン交流会
PCに繋ぐものリスト
情報Ⅰ(授業)
クラスごとの進捗
表現メディアの編集と表現(授業)
Minecraftの準備
情報の表現と管理(授業)
Inkscapeの演習課題の準備
進路ガイダンス
要項で係の確認
生徒用タブレット説明会
生徒に話す内容と配布物
それぞれの下位項目に、内容を付け加えました。僕はこれらをプロジェクトとして扱っています。
タスクとプロジェクトをどう区別するか
そもそもタスクとプロジェクトの違いはどこなんでしょうね。
よく、タスク管理について調べてみると、プロジェクトという単語が出てきます。一方仕事では、複数のメンバーで取り組む仕事のことをプロジェクトと呼んだりしています。
ここ数年でSlackやTeamsなどのチャットツールを通して仕事をする人が増えたからか、「プロジェクト管理」などでGoogle検索してみると、チームで仕事をするためのツールがヒットします。
確かにそれもプロジェクトなんでしょうけど、僕の中では少し認識が違います。
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