生きることにこだわりを。魚住惇です。
最早デイリーノートとは関係ないかもしれませんが、前回は「文章を手書きする」ことについて言及しました。個人的にはこれはすごく重要だなと思ってます。デイリーノートを使わない場合があることを示すことで、逆にデイリーノートに何を記録しないのかがはっきりすれば、「デイリーノートだけで全てがうまく行く!」みたいな誤解を避けられると考えました。
今回は、Obsidianがあるこの時代に、敢えて手書きをする理由について、もう少し語りたいと思います。
前提:ノートに向かって独り言を喋るようになること
まず前提から。前回書いた通り、僕はその時思っていることは考えていることを、手書きで書くなら文章で書いています。例えるなら、「ノートに向かって独り言を喋る」です。ノートを人間に見立てて話しかけているのではありません。
そう、思ったことや考えたことを書き出すというより、ノートに向かって独り言を話すという表現の方が、どちらかというと近いんですよ。ノートはいわば、それらの独り言を受け止める受け皿みたいなものです。
手書きを通して話し続けると、思考そのものの速度が落ちて、ゆっくりになっていきます。喋るよりも書く方が遅いので、手で書くスピードに合わせて考えるようになるわけです。これが意外とハマるんですよ。ゲームの画面のセリフを自分で書き起こしつつ、頭の中で喋っている感覚です。
今僕が実感している手書きの効能を理解していただくためには、まずは自分が物事を考えたりしているときに、頭の中で浮かんだ考え事のセリフをノートに書き出していく必要があります。
最初のうちは、白紙のノートを目の前にして、あれやこれやと考えを巡らせすぎることがあります。僕自身がそうでした。頭の中に書きたいことがあるんだけど、何から書いたら、どう書いたらいいのかわからない。ああああ。みたいな感じによくなりました。
それでも慣れていくと、思考そのものが遅くなっていきます。書くスピードに合わせてセリフが出てくるようになります。今回紹介する手書きの効能を実感していただくためには、まずは思考の速度を手書きのスピードまで落とす必要があります。
効能1:思考が途切れない
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