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手書きで「遅く書く」ことにどんなメリットがあるのか

手書きで「遅く書く」ことにどんなメリットがあるのか

🥤015 遅い思考によって得られるメリット

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魚住惇
Jan 17, 2024
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手書きで「遅く書く」ことにどんなメリットがあるのか
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生きることにこだわりを。魚住惇です。

最早デイリーノートとは関係ないかもしれませんが、前回は「文章を手書きする」ことについて言及しました。個人的にはこれはすごく重要だなと思ってます。デイリーノートを使わない場合があることを示すことで、逆にデイリーノートに何を記録しないのかがはっきりすれば、「デイリーノートだけで全てがうまく行く!」みたいな誤解を避けられると考えました。

今回は、Obsidianがあるこの時代に、敢えて手書きをする理由について、もう少し語りたいと思います。

前提:ノートに向かって独り言を喋るようになること

まず前提から。前回書いた通り、僕はその時思っていることは考えていることを、手書きで書くなら文章で書いています。例えるなら、「ノートに向かって独り言を喋る」です。ノートを人間に見立てて話しかけているのではありません。

そう、思ったことや考えたことを書き出すというより、ノートに向かって独り言を話すという表現の方が、どちらかというと近いんですよ。ノートはいわば、それらの独り言を受け止める受け皿みたいなものです。

手書きを通して話し続けると、思考そのものの速度が落ちて、ゆっくりになっていきます。喋るよりも書く方が遅いので、手で書くスピードに合わせて考えるようになるわけです。これが意外とハマるんですよ。ゲームの画面のセリフを自分で書き起こしつつ、頭の中で喋っている感覚です。

今僕が実感している手書きの効能を理解していただくためには、まずは自分が物事を考えたりしているときに、頭の中で浮かんだ考え事のセリフをノートに書き出していく必要があります。

最初のうちは、白紙のノートを目の前にして、あれやこれやと考えを巡らせすぎることがあります。僕自身がそうでした。頭の中に書きたいことがあるんだけど、何から書いたら、どう書いたらいいのかわからない。ああああ。みたいな感じによくなりました。

それでも慣れていくと、思考そのものが遅くなっていきます。書くスピードに合わせてセリフが出てくるようになります。今回紹介する手書きの効能を実感していただくためには、まずは思考の速度を手書きのスピードまで落とす必要があります。

効能1:思考が途切れない

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魚住惇
愛知県立高等学校情報科の教諭。HHKBケーキの人 http://bit.ly/2Zezmfg、『教師のiPad仕事術』と『逆境に負けない 学校DX物語』の著者📖、勤務校にTeamsとロイロノート、ScanSnapを5台導入した学校DX推進者、職員室での通り名は「もはや業者」 ※勤務中はNotes投稿しません
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