生きることにこだわりを。魚住惇です。
前回から、”タスク管理”をテーマにしたObsidianのデイリーノートの使い方について話し始めました。
前回書いたことを一言で表すと、「タスク管理アプリがどれも使いにくいんだよ!」でした。今回はこの部分を深掘りして、どの部分がどう使いにくいのかを考えていきます。
カレンダーに必要な情報が多すぎる
既存のタスク管理アプリが使いにくい問題。正確には僕が使いにくいなと感じているだけの話ですが、これはスケジュール管理にも言えることです。例えば、Microsoftがメールやスケジュールの管理用としてリリースしているOutlookというアプリがありますよね。あれのカレンダー機能で、新規の予定を登録しようとします。
Office365版Outlookでカレンダーを開き、日付の部分をダブルクリックすることで、予定を新規追加するウインドウが開きました。
項目を見てみると、タイトルや開始時刻、終了時刻、終日なのかどうか、場所はどこか、そして内容を記述する画面が出ています。メニューには更に詳細な設定ができるように、項目がずらりと並んでいます。
ガラケーのカレンダー機能で予定を追加する際も、似たような項目があったと思います。もっと昔で言うと、CLIEなどのPDAで予定を追加する際も、最低限の項目を埋めることが原則でした。
これがね、僕は大の苦手だったんですよ。僕はただ、「この日にこの予定がある」っていう情報を入力しておきたいだけなのに、それ以外の入力しなければならないってのが、本当に面倒だなって思っていました。
病院に行った時だって、初めて入るお店だって、問診票とか、アンケートとか、書くじゃないですか。あれこれ聞かれて、その通りに答えて。それが本当に煩わしいって感じちゃうんですよ。
こちとら、これをお願いしたいだけなんじゃ。早くそれをやってくれ。その他の情報の収集とかいいからさ。
そう思うと、登場したての頃のGoogleカレンダーはシンプルでした。日付を選んで予定の名前を入れるだけで最低限使えましたから。
それと予定のタイトルから時間などを汲み取ってくれる機能のカレンダーアプリもありますが、「10時から美容院」から10時が抜き取られてしまって「から美容院」になるのが嫌で、今でも苦戦してます。
予定を同じように扱うことはできない
何が言いたいかというと、予定にはそれぞれ内容に濃淡があり、記述する内容には温度差があるはずなんです。
例えば、「美容院に行く」程度の予定であれば、タイトルだけで内容が十分に伝わります。少なくとも僕にはそう見えます。この日にカットの予約をしてあるんだなという内容が読み取れます。
しかしこれが、「卒業式」だとしたらどうなるでしょう。僕は勤務校の卒業式では、コロナ前まではカメラ係だったので、自前のカメラとSDカードの用意、それからバッテリー残量の確認というタスクが発生していました。保護者として参加する場合も、式典に着ていく服の準備というタスクが前日に発生すると思います。
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