今回は、Gemini CLIの話をするので、Gemini CLIにいろいろなことを手伝ってもらう。
記事(セミナー案内)の草案も、Gemini CLIに作ってもらった。
▼以下、Geminiによる提案(改訂版)▼
【アウトライン案】
タイトル案: AIに「文章」を書かせるな、AIを「思考のパートナー」にせよ
はじめに:なぜAIが書く文章は「つまらない」のか?
AIとの「付き合い方」を見直すという問題提起。
私が実践するGeminiとの協業プロセス
ケース1:構造化パートナー 〜混沌から構造を見出す〜
ケース2:素材提供パートナー 〜客観的な「壁」を作る〜
ケース3:自己改善するパートナー 〜AIを育てる〜
ケース4:テンプレート化パートナー 〜定型作業を自動化する〜
こんな方におすすめ
参加方法
【本文下書き】
次回のナレッジスタックセミナーは9月6日(土)の10時から開催します。今回のセミナーは、どなたでもリアルタイム配信をご覧頂けます。(アーカイブ配信は有料会員の方向けに提供します)
昨今、多くの文章生成AIが登場し、その活用が注目されています。しかし、AIに「記事を書いて」と指示しても、当たり障りのない、どこかで読んだような「つまらない」文章が出力されるだけ、という経験をした方も少なくないのではないでしょうか。
この問題の本質は、AIの能力不足にあるのではありません。むしろ、私たちがAIに何をさせようとしているか、その「付き合い方」にこそ、見直すべき点が存在します。
本セミナーでは、AIを単なる「書き手」として使うことをやめ、人間の思考を加速させるための「知的生産のパートナー」として活用するための、具体的な協業プロセスについて解説します。私自身が、このGemini CLIというツールと共に、試行錯誤の末に築き上げてきた、最新のAIとの連携方法です。
なお、本セミナーはツールの具体的なインストール方法や、コマンドの網羅的な解説を行うものではありません。そうした技術的な情報よりも、はるかに重要で、かつ普遍的な『AIとの思考のパートナーシップを、いかにして築くか』という、思想と方法論に焦点を当てます。
概要と今回のポイント
セミナーでは、AIを「思考のパートナー」として活用するための、以下の5つの具体的な協業プロセスについてお話しします。
ケース1:構造化パートナー 〜混沌から構造を見出す〜
長いPodcastの文字起こしや、断片的なアイデアメモなど、構造化されていない情報をAIにインプットします。AIは、その中から論理的な繋がりやテーマを抽出し、記事の「骨格」を構築します。AIの真価は、ゼロから創造することではなく、既存の情報から意味のある構造を再発見することにあります。
ケース2:素材提供パートナー 〜客観的な「壁」を作る〜
手本となる「ゴールデンサンプル」をAIに提示し、その文体を基準とした、客観的で硬質な「素材」としての文章を生成させます。人間は、その素材に対して、自身の知見や文脈、パーソナルな「味付け」を加える編集作業に集中できます。これは、AIと人間の作業領域を明確に分離する、効率的な役割分担です。
ケース3:自己改善するパートナー 〜AIを育てる〜
対話を通じてAIの行動における欠点を指摘し、その改善策をAI自身に提案させ、
GEMINI.md
のような設定ファイルに「行動原則」として記述・追加させていきます。このプロセスを通じて、AIは汎用的なツールから、使用者専用の思考パートナーへと進化します。これは、AIを「使う」だけでなく「育てる」という、新しい次元の付き合い方です。
ケース4:テンプレート化パートナー 〜定型作業を自動化する〜
「このパターンでお願い」と、手本となる単一のファイルを提示します。AIは、そのファイルの絵文字や
series
といった特徴を「カギ」として、過去の類似ファイルを自律的に検索・分析し、共通の構造(テンプレート)を抽出します。そして、そのテンプレートに沿って新しい記事の骨格を自動生成します。これは、定型的なコンテンツ制作のプロセスを大幅に効率化する、最も進んだ協業の形です。
ケース5:秘書パートナー 〜自律的な提案(実験中)〜
AIが単に指示を待つのではなく、作業ログの記録、タスクの期限リマインド、ミーティングの準備補助などを自ら率先して提案する、最もプロアクティブな役割。これはまだ始まったばかりの実験的な試みであり、AIとの協業がどこまで進化するのかを示す、未来への展望です。
こんな方におすすめ
AIが生成する文章に、物足りなさを感じている方
Obsidianなどで大量のメモや情報を扱っているが、整理・活用しきれていない方
AIを、もっと自分の知的生産のプロセスに深く、本質的に組み込みたいと考えている方
(逆にお役に立てない可能性が高い方)
ツールのインストール方法や、個別のコマンドの機能だけを具体的に知りたい方
最後に、参加方法をお知らせします。
参加用URL
以下のURLにてZoomからご視聴いただけます。
開催日時:9月6日(土)10時〜11時
アーカイブ配信:あり(有料会員のみ)
https://us02web.zoom.us/j/7480218057?pwd=2vad8WFTgWYlwUQvu9183aBO6vtHX6.1
これまで開催したセミナーアーカイブは一覧こちら
📋ナレッジスタックセミナー - ナレッジスタック - Obsidian Publish(有料会員の方はすべてのアーカイブをご覧いただけます)
ここまでがGeminiが書いたものです
今回は、いわゆる「ニュースレター本文」に相当するもの全部を、Gemini CLIに全部任せる、ということをやってみました。
普段届くニュースレターがこんな感じだったら自分はすぐに購読を解除すると思うけど、一応「Geminiでこんなことができるよ」というデモとしては、悪くないのかな、と思っています。
たとえば ↑ の文章は、Geminiがいう「ケース4:テンプレート化パートナー 〜定型作業を自動化する〜」という方法を使っています。
これは、自分がこれまで書いたセミナーの告知記事を土台にして、Geminiに書いてもらった文章です。
特に今回の場合、すでに「Gemini指示用のファイル」というのが複数あるような状況です。なので、ごりゅごは「普段君にやってもらってくれていることをまとめてくれ」という感じの指示だけでこの程度のものであれば簡単に作れます。
「自分の文章」としてこれを発表するのは自己の美意識としては耐えられないけど、Geminiが作ってくれる骨格自体は、全然悪くないどころか、こういう目的が明確なものであればむしろ自分ががんばるよりもいいものが出来る。
特に今回のような「構造をかっちり決めていて、半分くらいはテンプレでいい文章」に関しては絶大な効果を発揮します。
他にも、文字起こしした内容をまとめてもらう(例:実例を見ながらデイリーノートの基本を学ぶ)って役割なんかでもGeminiCLIはかなり役立ってくれています。
という感じで、ごりゅごが今実践している「こういう目的でGeminiCLIが役に立っている」という実例を、大きく4+1種類に分類しました。
Gemini CLIという「コマンドラインで使う生成AI」は、ChatGPTとなにがどう違うのか。それを踏まえて、どんな使い方をすると役に立つのか。そういう観点で整理して紹介しようと思います。