👋 こんにちは、はるなです。
普段は✉️ iPad WorkersというiPad特化型のニュースレターを配信しています。五藤隆介(ごりゅご)さんの妻です。
私が普段使用しているツールは、iPadを除くとほとんど全てがObsidianです。利用時間から見ても、Obsidianは間違いなく最長時間使い続けているメインツールになります。
使っているのはMac版のObsidianです。iPad版のObsidianをメインで使うことはないため、iPad WorkersではObsidianについて多くを語っていません。
なので今日は、ナレッジスタックに寄稿という形で「普段私がどのようにObsidianを使用しているのか」を紹介します。
ニュースレターの執筆から、日記、iPad情報の整理まで、全部Obsidianです。
Obsidianの画面構成
私はごりゅごさんのように、ワークスペースを頻繁に切り替えるようなことはあまりしていません。ワークスペースは3つくらい保存してありますが、ほぼこの画面レイアウトで作業しています。
エディター3カラムと左右のサイドバー常時表示で構成された画面です。文章を入力するメイン執筆画面が中央になります。
右側のカラムで、過去に自分が書いた文章や、アプリの情報ノートなど、資料を切り替えながら中央のエディタで執筆を進めるスタイルです。
M1 Mac miniに27インチのモニター1枚+iPad Pro 12.9+iPad miniで運用しています。
原稿執筆時にファインダーや写真アプリから画像をドラッグ&ドロップで入れることが多いので、Obsidianのウィンドウは割と画面いっぱいに広がっていますがフルスクリーンサイズではありません。
なんとなく全体像はつかめたでしょうか?これが私のObsidian画面です。
次は、これだけは欠かせないというプラグインやテンプレートの紹介です。
デイリーノートシステムとプラグイン
さまざまなアプリやノート術を試してきましたが、最後はデイリーノートシステムの中にタスクを書くといったシンプル運用に戻ります。
アナログノート時代を含めると15年以上、メモや記録を残してきた経験から、結局デイリーノートシステムが一番わかりやすくシンプルなので応用もききやすいという結論に辿り着きました。
🌟Core Plugin
Dαily notesプラグイン
Obsidianでデイリーノートシステムを構築するために重要なプラグインが、コアプラグインにある「Daily Notesプラグイン」です。すでに使用している人も多いのではないでしょうか?
Daily Notesプラグインによって毎日1ページのノートが簡単に作成できます。また、テンプレート機能があるので、自分の好きなフォーマットのページ作成が可能です。
私は「✅/🏠/📎」の絵文字を使って、エリアを区切って使用しています。
✅:やること
🏠:やったこと(+自分が思ったこと)
📎:外からの情報・メモ
このデイリーノートを毎日左のカラムにピン固定した状態で、作業を進めます。デイリーノートには朝一番に今日やることや予定を書き込み、その後は作業を進めながら追記していきます。
考えたことなども、とりあえずデイリーノートに書いておき、必要があれば別ノートに移すという運用です。
🌈Community Plugin
Calendarプラグイン
Obsidian Daily Note Outlineプラグイン
次は、デイリーノートシステムを扱いやすくするためのプラグインです。
Calendarプラグインを使うとカレンダー上からデイリーノートを開いたり、新規作成できるようになります。
週の始まりを月曜に指定できるところも、個人的には重要ポイントです。
Obsidian Daily Note Outlineプラグインを使うと、見出しや箇条書きとして記入した項目をアウトライン表示してくれるので、未来のタスクや過去の記録を確認しやすくなります。
何をアウトラインに表示させるかを細かく設定できるので、自分が見たいものだけ表示できます。日本語ドキュメントもあるので、英語がわからなくても大丈夫です。
私の場合、デイリーノートシステムが使いやすくなるようにプラグインを追加し、Obsidianをチューンナップしています。
シンプルだからこそ、自由に広がる可能性
Obsidianは、そのシンプルなコア機能が魅力です。まっさらなノートのように、使い方次第でさまざまなニーズに合わせた使い方ができます。
初めてObsidianを使う時、どの機能をどう活用すればいいのか、少し迷うかもしれません。プラグインや設定項目が多い分、アナログノートよりも難しく感じる部分も多いです。大切なのは、自分に合った使い方を見つけることです。
Obsidianを使いこなす道は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、自分の目標やニーズに合わせて、ロードマップを作成し、それに沿ってObsidianを運用する方法です。そのためには、自分の目指すものをしっかりと理解し、目的に合わせたツールやプラグインを選ぶ必要があります。
2つ目は、他人の使い方を参考にしながら、徐々に自分のスタイルに合わせて調整していく方法です。まだ自分が何をやりたいのかがはっきりしない場合、この方法がおすすめです。
私は後者の方法で、今に至ります。2020年にDynalistの開発チームがマークダウン&ナレッジベースツールを作ったと聞いて、ナレッジベースツールって一体どんなものなんだろう?何ができるんだろう?からスタートしました。
そこから3年使い続けていく中で、こんなことに使ったら便利そうという自分のスタイルが確立します。それが今の「iPad Workers」にも繋がっています。Obsidianを使っていなかったら、本の原稿執筆や定期的なニュースレターの配信などできなかったと思います。
どちらにしても、最初はあまり難しく考えすぎず、シンプルな使い方から始めていくといいです。
始めはシンプルな使い方からスタートし、徐々に自分だけの使い方を見つけていく。そうすることで、Obsidianはあなたの思考や作業の流れをスムーズにし、より生産的な日々をサポートしてくれるはずです。
ということで今日は「haruna1221のObsidian環境」というお話でした。
もう少し具体的な活用法はiPad Workersでも紹介しているので、よかったらこちらも読んでみてください!