アトミック・シンキングのセミナーを終えて、自分がこれからやっていきたいことを整理していたら、次の本の構想が少し固まりました。
きっかけは先日の『アトミック・シンキング』実践セミナーです。このセミナーで紹介した「読書メモ」について、自分が思っている以上の反響がありました。いろいろな意見をまとめると、どうも全体的に自分が思っている以上に「読書」について悩んでいる、困っている、という方が多いような印象を受けました。
元々は次の本のテーマは「アトミック勉強術・アトミックAnki術」をコンセプトにした本を考えていましたが、どうもそれは違うんじゃないだろうか?
そもそも最近の自分に大きな影響を与えたのは「勉強術」ではなく「読書」を通じたもろもろの体験なのではないか?
そんなことを考えているときに繋がったのが、2年前から続けているブックカタリストというPodcast。
ありがたいことに、ここ最近は、Twitterなどにブックカタリストについてコメントしていただけることが増えています。そしてさらにありがたいことに、多くの方が「すげえ面白い」という感想をつぶやいてくれます。
自分自身でPodcastを編集していても、最近のブックカタリストけっこう面白い話できてるじゃん、なんて満足に浸っていることが多いんですが、少なくとも自分以外にも何名かの方はおなじように「めっちゃ面白い」と感じてもらえているようです。
あ、そうか。読書術ってやたら難しいことを考えてたけど「ブックカタリスト」のことを書けばいいんだ。読書についてもいつか本にまとめたいとは考えていたんですが、同時に今の自分に「読書」をテーマにした本をうまくまとめられるのだろうか、という不安もありました。
ただ、実は自分は「読書」ということばに身構えてしまっていただけなのかもしれない。難しいことを考えずに、自分がブックカタリストで喋るためにやってきたことを軸にして本にまとめればいいんだ。それならば書けることは一杯あるし、自分でも自信を持って書き進めることができます。
実は、このことに気がついたきっかけは「書いて考えた」ことでした。読書のことを本に書いてみたいと思って試しにやってみたのが「読書術本」を想定して「はじめに」を書いてみることです。そして、実際に書いて考えて行く過程で、考えが進み、そういえばブックカタリストを軸にすれば読書の本を書けそうだぞ。そんなことを「書いて考えた」ことで思いつくことができたのです。
実際に今、こうやって書いた「はじめに」を50点くらいのレベルまでに仕上げてみて、この感触であれば、ここからアウトラインを考えて、執筆段階にも進めそうだ、という見込みができました。
今あるのはまだ↓に書いた(50点くらいの段階の)「はじめに」だけです。どんな構成にしようかもまだこれから考えるという段階ですが「ブックカタリスト」という軸があればまあなんとかなるだろう、という自信が持てました。
ナレッジスタックの有料プランを始めたときに、有料プラン向けの特典として「次の本の原稿を随時公開していく」と宣言したことが、これでようやく進められそうです。よかった!やっぱわからんときは書くことだ。悩んだら書いて考えるんだ、というのを自分自身で改めて体験できて非常に晴れやかな気分になっています。
これならば、10月中にプロジェクトKSB1は動き出せそうです。有料プランに加入いただいている方々には、ニュースレターで随時原稿を公開する他にも、今ごりゅごが書いている原稿をほぼリアルタイムでご覧いただけるGitHubリポジトリにもご招待する予定です。
このあたりの細かな部分についてはこれから考えながら順にやっていく段階ですが、今回はひとまず初期段階の「はじめに」を以下に掲載していますのでどうぞご覧ください。
本当は「30点執筆術」の実践として、30点のレベルの原稿を見せようと思っていたんですが、興が乗って50点くらいまで一気に書いてしまいましたすみません。また、せっかくなので最下部には「はじめに、を書く前に作ったアウトライン」も一緒に添付しておきます。
Keep reading with a 7-day free trial
Subscribe to ナレッジスタック to keep reading this post and get 7 days of free access to the full post archives.