Substackではあまりモノレビュー的なことはやっていなかったんですが、この夏に買ったこの製品がとてもも素晴らしくて、久しぶりに多くの人に知ってほしいと思いました。
夏の暑さ対策グッズは年々多様化していますね。私も去年、いわゆる「28度以下で固まる」というPCM素材のネッククーラーを試しました。
こんな感じのやつです→ネッククーラー | 無印良品
ただこれ、正直なところ、自分には合いませんでした。たしかに冷凍庫から出した直後の10分くらいは冷たい。でも、つけ心地はゴワゴワして重いし、一度溶けてしまえば、再利用するにはまた冷やすしかない。使わない場合はただの邪魔な荷物。そういう禄鵜を我慢してまで使いたいとは思えなかったものでした。
つけ心地と持続性という課題への答え
ところが、今年出会ったこのMAGICOOLは、そうした不満点をことごとく解消してくれました。想像以上にかなりだいぶすごい。
これがどういうモノかというと、吸水ポリマーが入った「スカーフ」なんですよね。
水に浸すと、内部のポリマーが水分を吸収して膨らみ、気化熱で首元を冷やしてくれる。原理は「濡れタオル」と同じですが、タオルよりも細くて軽くてデザインもスマート。そして、公称値で20時間効果が持続します。
なによりも、効果が薄れたら水で濡らすだけですぐに復活する。外で使ってても、水あれば復活できる。この制限のゆるさもとてもいい。
もちろん、この冷たさは劇的なものではなくて、しょせん「濡れタオル」です。ただ、劇的に冷た過ぎるわけでもないおかげで長時間つけやすい、とかっていうのもあるかもしれませんね。
あまりに気に入って、購入後数日間は家の中でもずっと付けっぱなしにしていたら、さすがにちょっと首がかゆくなってきたので、基本的には外で使うだけにすることにしました。が、そのくらいずっと付けてても苦にならないし、付けてるときちんと涼しい。
デメリットと、それを上回る価値
これ、めっちゃ気に入っているんですがもちろん何もかもが完璧というわけではありません。汗を吸うことでのニオイの問題や、濡れている状態での持ち運びなんかには工夫が必要です。
ただ、匂い対策は、ちょいちょい手洗いをすること。持ち運びで気になるなら、防水のポーチなんかを併用すれば十分対策できる範囲。たぶん自分は、夏ならば濡れてるのを気にせずかばんにそのまま収納すると思います。
とにかくこの圧倒的なつけ心地の良さと「ずっと使える」という安心とくらべれば、それほど気にするほどのことではない。
手洗いで取れる匂いにも限界がありそうなので、まあ1シーズン使ったらさようならするタイプの製品かなー、とは思いますが、1000円ちょい位で買えるということを考えたら、それで十分なんじゃないかな、ということを思います。
詳細 → MAGICOOL ネッククーラー