🌱MOCは文章で書いてもいい。沢山あるMOCの整理の仕方の紹介
MOC(Map of Contents)という名前を聞くと、なんとなく「地図」というものの持つイメージから、MOCというのは「リスト」や「箇条書き」と言った構造に縛られてしまいがちです。
ただ、ここまでも何度か書いているのですがMOCというのは「なにしても自由」な概念なので、MOCの書き方というのも別に箇条書きという形式に縛られる必要はありません。
作ったページは文章でまとめてもいいし、アウトラインでまとめてもいい。
1つのMOCの中に同じノートが何回も出てきてもいいし、MOCからMOCにリンクを作るのも自由です。
MOCを作ってたらノートを作り直したくなって作り直すのももちろん自由。自由というどころか、そうやってMOCを作って、足りない部分を補強したり、元になるノートを修正したくなることにこそ意味がある、と言えるようなものです。
文章やアウトラインでまとめてみると新しい発見がある
特にやってみると割と面白いのが「文章で作るMOC」というもの。
例えばNick Miloさん(MOCを考えた人)は「コンセプトMOC」というものを「文章」で書いています。
Concepts MOC - LYT Kit - Obsidian Publish
このMOCの内容を簡単に説明すると、はNick Miloさんが毎日心がけていることを文章にしたもの。
そして、その文章の中には彼が考える「コンセプト」というものを形成するために重要だと感じているノートへのリンクが多数含まれています。
また、別のページにはこれらのノートで「他にもこんなMOCが作れる」というものが紹介されています。
MOCs encourage flexible non-destructive thinking - LYT Kit - Obsidian Publish
イメージとしては最初のやつは「MOCを練り上げていった最終形態」で、後から紹介したやつは「いろんなアプローチで自分の考えをまとめようとしているMOC」という感じかな。
エバーグリーンノートの「ノートを組み合わせたらアウトプットが完成する」感覚はこういう感じ?
この2つのページを見比べると、なんとなくだけど「エバーグリーンノートを組み合わせるだけでアウトプットが完成する」という感じが見えてくるのではないでしょうか?
1つのテーマに沿ってノートを集めてみて、色々な切り口で並べてみて、これらを元に「文章にして」自分の考えが「完成」する。
こういう風に、MOCというやつは「何個作ってもいい」ものだし「どんどん変化していくのが普通」なもの。そして、MOCを作るという行為そのものが「自分の考えをまとめる」ということにダイレクトにつながる、ということがわかりやすいのではないかと思います。
たくさんの細かいアイデアから共通点を見つけ出し、MOCというものを作る。
そうやって作ったMOCを色々な方法で並べたり、組み合わせたり、つなぎあわせたり、グループ分けをしたり。
さまざまなアプローチで「MOCを戦わせて」自分の考えをまとめて、整理していく。
まあ、最初はあんまり難しいことを考えず、グループ分けできそうなやつを集めてみる、ということをしてみるのが面白いんじゃないかな、と思います。
最近のObsidianはこういう「組み合わせる」ということをするのが快適になる機能、というのが沢山追加されているので、それらの使い方についてもまとめてみたいと思います。