Substackの国別ランキング、みたいなやつで、ナレッジスタックが6位に入っていました!
→Substack - A new economic engine for culture
ねじまきさんのブログで知ったんですが、日本語でないニュースレターとかWeb3とか暗号通貨に囲まれながらも、ごりゅごはよく頑張っている!と思います(自画自賛)
1人だけでは寂しいので、是非これをご覧になられている方で「書くこと」に興味ある人がいれば、是非Substackの利用を検討してみてください。日本語の書き手が増えれば、日本語化もしてくれるかもしれないし、なんだかんだ非常に「よいアップデート」が続いてて、使ってて大変便利です。
日本の世の中では「note」ばかりなんですが、オルタナティブな生き方が好きな人にはSubstackはとても相性が良いはず!
ということで前置きを終えて本編です。
先日、Podcast:ブックカタリストの中で倉下さんとObsidianの話題になり、そこでこれはちょっとぜひいろんな人に共有したいな、と思える大きな発見がありました。
BC087 アーリーアクセス - by goryugo and 倉下忠憲@rashita2 - ブックカタリスト(113分くらいからの話題)
3秒で結論をまとめると、Obsidianを使って「デジタル的なノート操作」に慣れるためには、サイドバー(ファイル一覧)を可能な限り使わないようにするといいのではないか?なんなら訓練として、一定期間はコアプラグインのFilesをオフにして使うといいのではないか?という話です。
実際ごりゅごは、サイドバー自体はけっこうたくさん使ってるんですが、フォルダの中身を開いてノートを見つける、って方法を使うことはほぼゼロ。そして、それで基本的に問題なくObsidianを使えています。1
デジタルノートでもアナログでも人は「得意な方法」に頼りがち
Obsidianというデジタルノートには、ノートを整理するために様々な方法が活用可能です。
Obsidianの特徴は「ノート同士でリンクが作れること」なので、それをうまく使ったらなんかすごいことができそうだ、と感じる方も多いでしょう。その可能性のひとつとして『アトミック・シンキング』ではトピックノートという概念を紹介したり、ノートのタイトルを工夫する重要性なども書きました。
ただ、人は得意なことがあれば、ついついその得意な方法を使っちゃうんですよね。普段からコンピューターを使うことに慣れてる人ほど、ファイルをフォルダに分けて、そこから「探す」という方法に頼ってしまう。
どれだけ「よく使うノートはリンクを貼っておいてそこから開くようにしよう」とか「ノートタイトルを工夫して検索でサッと見つけられるようにしよう」とか言っても、結局はついつい使い慣れている「フォルダを開いて見つける」方法を使ってしまう。
これが厄介なのは、ノートが数十から数百という数であれば、タイトルを工夫したりリンクを作ったりするよりも、フォルダで整理してた方が手軽で早い、ということです。
苦労してノートを見つけるのは「快感」
ただ、ノートの数が1000とかを超えてくると、少しずつ問題が生じてきます。
「よく使うものフォルダ」の中身が100以上にもなれば、だんだんと目視で見つけるのが困難になってきます。じゃああまり使わないものを見つけ出して、それをどこか別のフォルダに移動させよう。最初の何回かはそれでいいけど、これも繰り返すとだんだんと管理するフォルダが増えてきます。
フォルダの数が10個を超えてきたりすると、それを一階層で整理するのは大変なので、今度はフォルダの中にフォルダを作ることになってきます。そうすると、そのノートが必要になった時には、2個も3個もフォルダを開いてその中からノートを探す、ということになってきます。
ここでまた厄介なのが、ノートが1000個くらいなら、それでも十分に「探して見つける」ことができてしまうこと。1000個あるノートから目的のノートを探すのは十分大変ですが、5分も頑張ればほぼ確実に見つけられるんですよ。
さらに、そうやって苦労して探したノートを見つけたことは、大きな「報酬」です。何回も何回も似たようなことを繰り返して、いつか当たりを獲得する。これはもはやパチンコで当たりを引いた時と同じようなものです。脳にはドーパミンが溢れ、気分が高揚し、また次の当たりを引くことを目指して「探す」ようになってしまう。
ただ、ノートを探すという行為はパチンコと違い、目的ではなく手段です。やりたいことは、ノートの中身を確認したり、そこになにかを書き足したり、それを使って考えたりすることのはず!
ノートを見つけるだけで疲れてしまったら、ノートを使ってなにかをするためのエネルギーが足りなくなってしまいます。
フォルダ管理の呪縛を解くためにフォルダを使わない
厄介なのはこの「見つけて嬉しいループ」です。最初は30秒で見つかったノートも、ノートが増えてくると少しずつ見つけ出すのに必要な時間が伸びていきます。
この変化は少しずつな上に、見つかる時間に波があるので、段々大変になっているということに気がつくことも難しい。感覚すら無くなってしまう。まさに茹でガエルの状態で、ヤバいことになってることに気がつけない。
そうならないためには、自分自身である程度「制限」を加えて、あえて「慣れた操作」がやりづらいような環境を作るしかない。
その方法のひとつとして提案したいのが最初に書いた「左サイドバーを使わない」とか「Fileプラグインをオフにする」という方法。これによって、フォルダからノートを探すというついついやってしまう慣れた行為を制限しよう、というわけです。
フォルダ以外でのノート整理の方法
フォルダ(サイドバー)からノートを開けないとなると、わりとなにもかも「使い方」を考え直さなければなりません。自分自身がよく使うファイルをどうやったらすぐに開けるようになるか、じっくり考えなければなりません。
方法は色々あるんですが、ごりゅごがよく使っていて、人にもオススメできる手段は大きく3つ。「クイックスイッチャー」と「デイリーノート」と「漸進的な改善」です。
クイックスイッチャーは、標準のホットキーでは「⌘+O」を入力すると出てきます。ここで、ノート名を入力することで、ファイルの絞り込みが行われます。MacやiPhoneのSpotlightがわかる方であれば、まあそんな感じのやつだと思ってもらうといいです。
ここでよく使うノートの名前を、たとえば「HOME」とかにしておく。そうすると「⌘+O」「HO」「エンター」でいつも使うノートを開くことができます。
そして、普段よく使うノートは、この「HOME」からリンクを作っておく。これで、大抵の「日常業務」が行えるようになります。
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