以下の記事を読みました。
アトミックノートについて、色々な意見をいただくことができて、大変興味深い内容のものでした。
この中で著者の泡沫さんは「用語ノート」というものを作っている、という話をされているんですが、ごりゅごは(わりと意識的に)そういったノートは作らないようにしています。
なんでそうしているのか。そういったものをどのように運用しているのか。簡単にまとめたいと思います。
「用語ノート」ではなく「トピックノート」で用語を説明する
ごりゅごが「用語ノート」というものを作らない一番大きな理由は「ひとつのノートで説明しきれる用語はない」と思っているからです。
その用語の辞書的な意味ならば「タイトル:説明文」みたいな感じで説明は出来るんですが、自分がやりたいことはノートを使って理解や考えを深める、ということです。
ごりゅごはいわゆる「用語ノート」みたいなものを作るかわりに、その単語をタイトルとしたトピックノートを作ります。
たとえば「📋ドーパミン」というノートはこんな感じ。
(なお、このノートはかなり気合いが入ってるノートをサンプルとして選んでます。ほとんどのトピックノートは、もっと雑で、もっと整理されてません。あくまでもこれは「理想に近いもの」のサンプルです)
ある用語を辞書的に定義をしようと思えば、ノート一個で十分に説明できます。でも、それでおしまいにしてしまうと、それを使ってどんなことができるのか、どういう風に使うと便利なのか、みたいな活用の仕方が中々見えてこない。
なにかを定義しようとしても、視点が異なれば「答え」は複数存在します。
例:ドーパミンの化学式はC₈H₁₁NO₂
例:ドーパミンは報酬予測誤差に反応する物質
例:ドーパミンは感覚信号の精度を調整する物質
これらはどれもドーパミンの定義だと思いますが、用途や目的によって必要なものは異なります。
で、その中から頑張って何が必要か選んで、一言で短く説明しようとしても、それは簡単ではない。
ごりゅごが提唱してるトピックノートというやつは、そういういろんな視点での定義・意見・アイデアなんかを「わからんからとりあえず全部一ヶ所にまとめておいて、詳しいことはあとで考えよう」とするためのノートだと言えます。。
言い方を変えると、曖昧なものを曖昧なままでも受け止めてくれるもの、とかになるのかな。
用語の定義だけでは、その用語について「語る」ことは難しいです。なので、そうやってある用語について語れるようにするためにトピックノートを作る。そんなイメージが近いのかな。
ここまでの内容を、ChatGPTさんにまとめていただきました。
結論:トピックノートで深まる理解
私たちが情報を整理し、知識を深める過程では、単に用語を定義するだけでは不十分です。用語ノートがその用語の辞書的意味を提供するのに対し、トピックノートはその用語が生きるコンテキストや、それを取り巻く多様な関連知識を織り交ぜることで、より豊かな理解へと導きます。本記事で紹介した「📋ドーパミン」のノートの例のように、トピックノートは一つの概念を多角的に捉え、それについての考察を深めるための強力なツールとなり得ます。
情報の海で泳ぐ現代人にとって、トピックノートは思考を整理し、学びを深めるための羅針盤のような存在です。トピックノートを活用することで、単なる知識の蓄積を超え、知識を結びつけ、新たな発見へとつながる道筋を見出すことができます。このようなアプローチは、学びをよりダイナミックで、自分自身の理解と成長に深く結びついたものに変えてくれるでしょう。
トピックノートを作る過程は、単に情報を整理するだけではなく、自分自身の思考を深め、広げる旅でもあります。それは、知識の断片を繋ぎ合わせることで、全体の見えないパズルを完成させるかのような作業です。この旅を通じて、私たちは単に知るだけではなく、理解し、そして最終的には、その知識を自分のものとして内面化することができます。
結局のところ、トピックノートの作成と運用は、知識をより深く探求し、自分だけの見識を形成するための方法論です。このアプローチを通じて、私たちはより理解の深い、つながりのある知識の構築を目指すことができるのです。
今回の記事は、泡沫さんが「自分なりの運用の仕方」を書いてくれたおかげで、それに刺激を受けて自分の考えを再度整理することができました。
こうやって他の方から意見をいただくこと、自分なりの使い方を紹介していただくことが、一番の考えるきっかけです。
こういう感想がいただけたことが、一番嬉しいことです。ありがとうございます。