Obsidianの新しいバージョンが1.7がリリースされました。
アプデ内容はこちら
Obsidian 1.7 Desktop (Public) - Obsidian
Obsidian 1.7 Mobile (Public) - Obsidian
個人的に気に入っているのは、Obsidian Syncの履歴が見えるようになって、これがついでに「最近編集したファイル」としても使えるってこと。
なんですが、たぶんより多くの人に影響を与えるのは、Obsidianの「起動時間」に関連する2つのアップデートかと思います。
ひとつは、Obsidianモバイル(iOS、Android)の起動時間が早くなったということ。これは単純に、やったねよかったね、ということで、何もできることはありません。
大事なのはもう一つの、自分で起動時間が遅い原因を見つけられるようになった、ということ。
具体的には、設定の中に新しく「いつもより起動が遅い場合に警告する」という設定が加わり、そこにあるボタンから、Obsidianが起動する際に、どんなことにどれだけ時間がかかってるか、が確認できるようになりました。
具体的には、設定を開いて、一般の、一番下にある「時計」のアイコンをクリック。
こんな感じで、Obsidianが起動する時にどんなことに時間がかかってるかが分かります。
特にこれ、モバイル端末でObsidianを使う場合に影響が大きいです。
たとえば、Obsidianにプラグインをたくさんインストールすればするほど起動に時間がかかるわけですが、その中でもどのプラグインの起動に苦労してるのかがわかれば、自分で取捨選択が可能です。。
実はそのプラグインって、コンピュータでは必要でも、モバイル端末ではオフにしてしまっても問題ないのかもしれない。
そういうことを判断する材料になるわけです。
特に、iPhoneでiCloudを使ってObsidianのデータを同期すると、それが明確にボトルネックになってることがよくわかります。起動に時間がかかる原因のほとんどは、iCloud。
環境は異なりますが、Obsidian Syncを使うと、その時間が不要になり、明確に起動時間が早くなります。(1.5秒が15秒になっている、とも言える)
とは言え、Obsidian SyncはObsidianが起動してから同期を始める上に、マークダウンファイル以外の同期にはけっこう時間がかかります。画像をいくつか追加したりすると、同期が終わるの、けっこう待たされることになります。
そして、同期が終る前にアプリを閉じちゃったりすると、ファイルを移動してた場合なんかにデータの重複が起こるなんてこともあったりして、100%手放しでObsidian Syncをオススメできるわけではありません。
とは言え、iCloudの同期で場合によっては10秒待たされることを考えると、その10秒にお金を払ってもいい、と考える人もわりといるんじゃないかな、とも思うし、長くObsidianが続いてくれるためには、公式のサービスを使って応援する、という姿勢も大事なので、この機会にObsidian Syncの加入を検討してもよいかもしれません。
余談:
最近はふと思い立って、かつて使っていた「横スライドのタブ」を復活させてみました。
複数のページを連続的に操作する、なんて場合に、けっこういい感じです。
場面によって使いやすい使いにくいが分かれるので、ワークスペースを使ってうまく使い分けてあげると便利かもです。
切り替えは、分かりにくいけど右上の下矢印から