次回のナレッジスタックセミナーは4月6日(土)に開催します。
今回は、Obsidianのテンプレートを配布して、テンプレートを使った「アトミックシンキングの実践」についての話をします。
Obsidianというツールに慣れて、Obsidianを通じたモダンなデジタルノートの整理方法を知ること。また、そうやって学んだ手法を活用して、アトミックシンキングの習得、知的生産性の向上、といったことを目指していきます。
テンプレートで簡単にObsidianをはじめられる
2024年に入ってから「アトミックシンキングのためのObsidianテンプレート」を作り始めました。
ご存知の方も多いと思いますが、Obsidianは「コンピュータ的な自由度が高い」ことが特徴です。他のノートツールと比べて自分で好きなような改変がしやすいツールです。
Obsidianは「Obsidianの設定やノートがたくさん含まれたファイル一式」を簡単に他の人に提供することが可能です。(Obsidianのテンプレート、と呼ばれている)
ごりゅごが頑張ってObsidianの設定をある程度済ませて皆さんにお渡しすれば、皆さんはあんまり手間をかけずに「まあまあいい感じに設定されたObsidian」をいきなり使い始めることがでるのです。
テンプレートには設定だけでなく読み物も含まれる
そして、そのObsidianに含めることができるのは設定だけではありません。たとえば『アトミック・シンキング』のような読み物を付けておくこともできるし、書籍の形では難しい「アトミックノートの実例」「トピックノートの実例」なんかも簡単に同梱できます。
俺が今やりたかったことはこれだわ。『実践・アトミックシンキング』みたいな本を作ることを考えてたけど、それは本じゃなくてObsidianのテンプレート、という形にすべきだわ。
それならば、読み物でありつつ実践ができて、実践しながら何度も読んで学べる。実例もたくさんあるから、最初はこんな感じのことをやってみればいい、というのがとてもわかりやすい。なによりも、Obsidianの使い方を覚えるんだったら、Obsidianを使って「読みながら触れる」のが一番合理的なのは言うまでもない。
そんなことに気がつきました。
ただ、まだこれは未完成のものです。完成に向けて皆さんのご意見を取り入れながら改善していきたいと考えています。とは言え、今現在でも最低限の形式は整ってて、一応ギリギリ皆さんに実際に試していただける、くらいの形にはなっています。
そしてまた気がついてしまったのです。
こういうのは、独りよがりで頑張って作るより、多くの人に実際に試してもらい、フィードバックをいただきながら作りあげていく方がうまくいくもの。
それならば、次回のセミナーでこの「お試しバージョンObsidianテンプレート」を皆さんに配布して、どんな風に使っていくといいのか、今どんなことをやってみるといいのか、というのを「作りながらフィードバックをもらいながら解説していく」という方向で進めて行きたいと思いました。
一回でいきなり完成版を渡すんじゃなくて、ひとまずここまでやってみよう、というのが示されている。そして一ヶ月後に再び、今度はそれを踏まえてこういうことをやってみよう。
そうやって、テンプレートを作ることと、皆さんに実際に触れていただくのを同時に進めていくことで、よりよいものを、じっくり時間をかけて作れるはず!
ゆっくり学ぶことがメリットになる理由
少なくともごりゅごの経験上、Obsidianをうまく使えるようになるためには一定以上の時間と期間を使った「練習」が必要です。
どんなスキルでも仕事術でも言えることですが「読んだらできる」なんてものではないのです。読んで、実践して、試行錯誤して、失敗を繰り返して、なんども失敗を繰り返しながら、少しずつ自分に最適な方法を身に付けていく。新しいことを身に付けるには、そういう「努力」や「苦労」を避けて通ることはできないのです。
推理小説を読んで、自分で犯人を推理する前に解決編まですぐに読み進めてしまうように、Obsidianの使い方でも「まず一ヶ月これをやりましょう」と書かれていても、人はついつい次の段階まで進んでしまいます。
でも、大抵それでは、進むペースが早すぎる。
いきなり一気にたくさんのことができるようになるのを目指すのではなく、ゆっくり時間をかけて、少しずつできることを増やしていく。結果的にその方が上達するし、忘れない。
リアルタイムのセミナーを通じて、月に一回ずつ、少しずつできることを増やしていけば、理論上進むペースが早すぎることは起こり得ません。
ごりゅごは、皆さまのフィードバックを基に、少しずつよりよいコンテンツを作り上げていきます。みなさまは、いい意味で「最後まで進められない」から、時間をかけて、少しずつ確実にできることを増やしていくことができる。
特に初回となる今回は、ごく基本的な設定の仕方と、やる気になるための導入、みたいな話がメインになります。
続けるためには「誰でもできる簡単なこと」が重要
「できる人」からしたら簡単すぎることかもしれないけど、この「簡単すぎることをちゃんとやる」ことこそが重要なのです。
というか、なにかものごとを中長期で継続していくには「簡単すぎること」以外では継続なんて不可能です。
「できる人」に向けてのごりゅごの役目は、簡単なことの中から何が大事なのかを選んで、褒めて持ち上げてやる気を維持させること。
1日頑張って、2時間3時間の努力をすることは簡単です。でも『アトミックシンキング』が目指すことは、一生使えるスキルをじっくりと身に付けて、一生かけてそれを磨き上げていくことです。
だからこそ、この行為を自分の生活の中に無理なく取り入れていかなければならない。無理せずできることでなければ、継続はできない。
これはセミナーの中でも触れる予定ですが、ごりゅごが毎月提案する目標は、だいたい1日5分〜10分。毎日やれるのが理想だけど、週に2〜3回できたら合格と考えればいい。そのくらいの距離感を考えています。
あとは、毎月ごりゅごが褒めるので、褒められてやる気になったら成功。
大事なのは、明日のことや来月のことではなく、5年先、10年先に「別人になった」といえるような変化を目指すこと。そのためには、小さな変化を積み重ね、5年10年と継続できるような仕組みを作りあげていくことです。
毎日30分新しいことをやってみるなんてことは大変すぎます。新しい習慣は、1日5分の継続すら難しいのです。
最初の数ヶ月であれば、毎日5分の継続は「やる気」でどうにかなります。そこでいかにして「あたりまえ」にしてしまうか。
その段階というのを、ここから何ヶ月かかけて提供できたら、と考えています。
日本では、4月はなにか新しいことを始めたくなる、非常に「ちょうどいい時期」です。ごりゅごのように花粉に苦しんでいる方でなければ、やる気と元気に満ち溢れた日々を送られているでしょう。花粉で苦しんでいる方も、花粉の飛散さえ終われば、あとはなにもかもがよくなるばかりです。つまり、大変なのは最初だけ。あとは楽になるばかり。
じっくり時間をかけて、自分自身で手を動かし、Obsidianというツール、デジタルノートツールのモダンな使い方に慣れていきましょう。
注意事項
長くなってしまったので、改めてまとめます。
これから数ヶ月かけて「Obsidianを使ったアトミックシンキング」のセミナーをします
基本設定ができているObsidianテンプレートを提供します
テンプレートは現段階では未完成です
テンプレートは毎月更新されます
テンプレートの更新方法、データの移行方法も随時解説します
第1回は4月6日21時に開催
第1回は、どなたでもご参加いただけます
2回目以降&アーカイブ配信は有料会員の方限定です
初回のテンプレートダウンロード用のURLは、後日メールで配信します。興味がある方は、無料でのニュースレター登録をお願いします。
参加用URL
以下のZoom参加用のURLよりご参加いただけます。
開催日時:4月6日(土)21時〜22時
内容:Obsidianを使ったアトミックシンキング入門(第一回)
アーカイブ配信:あり
参加 Zoom ミーティング
https://us02web.zoom.us/j/82416918213?pwd=WENWL3dKdTgxRGNESDF0MnhjSWUvUT09
(これまで開催したセミナーアーカイブは一覧こちら:📋ナレッジスタックセミナー - ナレッジスタック - Obsidian Publish)