2024年の新しい試みとして「勉強」をテーマにした記事を連載していこうと思っています。
これまで書いた記事一覧はこちらから→🎓大人の趣味としての学び - ごりゅご.com
ごりゅごは、去年から大人な人生をよりよく生きるための「大人の趣味理論(大人ならではの趣味の楽しみ方)」というのをずっと考えています。この、大人ならではの趣味の楽しみ方の核は、一見すると趣味と真逆の場所に位置する「勉強」にあると思っています。
ごりゅごが考える「勉強」という概念は、最近よく見かけるようになった「コスパ」とか「タイパ」という言葉に対するアンチテーゼとしての意味合いもあります。
世間でよく見かけるコスパとかタイパ、効率とかっていう概念って、ぶった斬った言葉を使うなら、ものすごく薄っぺらいものだと感じます。
そもそも「楽しみ」というものは効率で計算できないから楽しいんだし、効率なんてものを考えるとけっきょく何かを楽しむことなんてできなくなってしまう。コストに対するパフォーマンス、タイムに対するパフォーマンスがあるとして、その「パフォーマンス」はどうやって計算ができるのか。「パフォーマンス」の計測には、まだ現代の人類では理解ができていないパラメーターが多すぎる。
なにかが早く終わるなら効率がいい?ならば楽しい時間は短い方が効率がいいと言えるのか?それとも逆に、安く長く遊べるから効率がいい?でもそれって、お金を払ったらもっと面白いことがあるのかもしれないよね?
こんなレベルのことですら、きちんと計算することは困難なのです。
結局のところ、自分自身の未熟さを認められる大人であるのならば、未熟な自分によるパフォーマンスの計算なんて、かならずどこかに隙や綻びがあるはずで、今現在の自分が「ちょう効率がいい」なんて考えてることは、全然あてにならないのです。
これは「役に立つことを学ぶ」という概念でも同じことが言えます。
現在の自分が未熟であるとするならば、その未熟な自分が「役に立つ」と判断したものはどれだけ確度が高い判断だったと言えるのか。
そうなると、今の自分ができるのは、最善の選択ではなく、できるだけ後悔の少ない選択しかない。そして、そういうときに1番後悔しない方法が「好きなことを学ぶ」ことです。
なにかの役に立つことを学ぼうとするのではなく、自分自身が面白いと感じる素直な興味に従って、学ぶ。学ぶこと自体を目的化して、娯楽として学ぶことができれば、その時間はきっと素晴らしい時間だった、と振り返ることができるでしょう。
そして実は、こうやって「すぐ役立つことを学ぼうとしない」ことこそが、結局は長い目で見たときにもっとも「コスパ」や「タイパ」のよい行為にも繋がるのだと考えます。
どういう話を書いていく予定なのか
今のところ、こんな流れで記事を書いていくことを考えています。
まず最初はごりゅごが「なぜ学ぼうと思ったのか」という話から。
ごりゅごは、40歳になったくらいのタイミングで「勉強しよう」と考えるようになったんですが、連載の最初に、なんでそういうことを考えたかを書くことで、読んでいただいている方々と目的やモチベーションを共有したいと思います。
その次は、一番大事な「学び方を学ぶこと」について。
なにかを学ぶに当たって、一番汎用的で役に立つのは、よい学び方を学ぶことです。
学び方を学ぶというのは、最短距離でなにかを学ぶという観点では遠回りではあるんですが、長い目で見て「いろいろなことを学んでいく」ことを考えたら、結局この方法がもっとも効率がいい方法である、ということも理解していただけるでしょう。
特に最近はこういう「学ぶ」という分野は、科学分野における研究の発展、デジタルツールの進化、AIの登場などによって、大きく変化しています。
なによりも単純に現代では「インターネットを使って勉強の仕方を学ぶ」ということが簡単に当たり前にできるのです。(これは、自分が学生の頃には存在していなかった手法だった)
もちろん、その中でのObsidianというツールも、学ぶことのベース、土台になるような重要なツールなので、学ぶという観点でObsidianをどういう風に使うと便利なのか、という話もたくさん触れる予定です。
また、なにかを続けていくにはモチベーションも重要です。「勉強する」って言葉を聞くと「つまらないことを我慢して耐える」みたいな印象を受けがちですが、その感覚では勉強を長く続けることは困難です。
たとえば今、ごりゅごが1番楽しめている「勉強」は「🎸ギターの練習」です。これは、自分の好きなことであると同時に、励み勉め、力を尽くして日々向き合っていることでもあるのです。
「勉強」ということばを、そのくらいゆるく捉えるのが重要です。
それと同時に、なんとなく適当に楽しいだけで済ませず、本気で、全力で楽しむ、ということを忘れてはいけません。
今後の連載では、そういう「楽しみ方」みたいな観点も忘れずに書いていく予定です。
連載は、だいたい月に1〜2回くらいのペースが目標です。これからの連載も楽しんでいただけるように、励み勉め、よりよいものをお届けするために努力していく所存であります。