前回から読書とデジタルノートツールの関係について書き始めました。過去の読書の失敗体験から、読書の効果もしっかりありつつ、でも現実的に可能な「ちょうどいい」読み方を探る必要がありました。そのちょうどいい読み方が「本は最低2回読む」だったわけですが、今回はそれを実践する上で私がしているマーキング方法を説明していきます。
私がしているマーキング方法を「アトミック式マーキング」と呼ぶことにします。これは『アトミック・シンキング』を読み、アトミック・読書メモを実践していく中でたどり着いたマーキング方法です。
かっこいい名前をつけていますが、発想はシンプルです。アトミック・読書メモの目的は、「本の内容を自分の言葉でまとめ、それをアトミック化していく」ことでした。それならば、最初からアトミック化しやすいようにマーキングしておこうというのがアトミック式マーキングの発想です。
なお、今回紹介する方法は本に直接書き込むため、購入した本が前提となります。もちろんKindleなどの電子書籍や図書館で借りた本でも考え方は応用できると思いますが、まずは本に直接書き込むことを想定してください。ちなみに、私はフリクションボール4を持ちながら読書します。
1回目はアトミック式マーキングを使って読む
1回目の読書では、本に直接マーキングをしながら読みます。その際、あとでアトミック化しやすいようにマーキングします。具体的には、本を読んでいてアトミックになりそうな文を[]
(ブラケット)で囲むようにします。ここでの文は1文に限らず、複数文でもいいです。ブラケットで囲んだ部分は、あとでアトミックノートを作る際のタイトルになりそうな部分です。もしブラケットで囲めない場合は、アトミック的なタイトルを余白に記入してきます。ちなみに、ブラケットで囲むのはScrapboxやObsidianがブラケットを使うことでリンク化することをヒントにしています。
アトミック式マーキングのイメージ
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