はじめに
先日のポッドキャストや記事でObsidianに一本化したと話したり書いたりしたのですが、早速使い方が変わってきています。今回は使い方の変化、特にDayOneを使うようになったこと、その使い方について説明したいと思います。
DayOneでロギングする
もっとも大きな変化がObsidianのデイリーノートに作業記録を書かなくなったことです。その代わりにDayOneに書くようになりました。つまり、DayOneでロギングをするようになりました。DayOneは日記アプリとして有名ですが、私は日誌アプリとしての利用をしていることになります。
これまでにもDayOneを使っていたことがあります。でも、うまく使えなかったり、ObsidianやLogseqでも十分だと思って使うのをやめていました。
過去のDayOneの使い方は1日に1つだけ日記を書くというものでした。いわゆる普通の日記の使い方ですね。その日の印象的な出来事ごとを取り上げて書くわけですが、日々の生活においてはそれほど書くことがないし、書くのも大変だし、当時は文章も今より下手で読み返しても楽しくないしと思うようになり、DayOneを使うのは断念していました。
その後、LogseqやObsidianに日誌的にロギングするようになりましたが、ロギングの方は続けられることに気づきました。自分は日記は書けない人間だと思っていたのですが、日誌なら書けることに気づいたわけです。そして、日誌として書いてきたことをDayOneに書いてみるようになりました。
たとえば、起床時間、出勤予定、食事内容、ミーティングの予定などを、その都度書いていきます。これはObsidianからDayOneに書く場所が変わっただけで、書いている内容は変わっていません。手間もそれほど変わっていません。
ですが、DayOneに変えただけで、入力がしやすくなった、クラウド同期に変わったことでデータが消える心配がなくなった、入力時刻や入力時の現在地といったメタ情報を勝手に入力してくれるようになった、写真の添付が容易になったと、想定していたよりも多くのメリットが得られました。これならDayOneでもいいかもしれないと思うようになりました。
DayOneは何よりも見返しのしやすさが素晴らしいのも良いと思ったところです。日誌的に書くのでエントリーの数(DayOneではひとつの記録のことをエントリーと呼びます)が多くなるのですが、それでも見やすくいです。
あとはOn This Day機能もあるので、去年のこの日に何をしていたかといった情報も簡単に見ることができます。すでにObsidian上に記録はあるので、少しずつ転記をしています。気が向いたら転記していて、今年転記できなくても、来年のOn This Dayのタイミングで転記すればいいかと気楽な気持ちでやっています。
■とある日のDayOne
DayOneには書いていないもの
これまでObsidianのデイリーノートに書いていたものをDayOneに書くようにしたわけですが、やっぱりDayOneではなくObsidianのデイリーノートに書いた方がいいものもあります。
それはまずデイリータスクリストです。日々、何をやるかを考えるリストです。これに関しては変わらずObsidianのデイリーノートにデイリータスクリストとして書くことにしています。そのため、Obsidianのデイリーノートを開きっぱなしであることはこれまでと変わっていません。
これまでデイリーノートのLOGの欄に書いていたプロジェクトに関するログは、Obsidianのプロジェクトノートに書くことにしました。デイリーノートにログとして書いておき、プロジェクトタグをつけ、プロジェクトノート内にクエリを使ってログを引っ張っていたのですが、DayOneを使いながらでこれをやるのは難しいので、プロジェクトノートの一番下に「LOG」という項目を作って時系列でログを書いていくことにしました。
追加でDayOneに入れるようにしたもの
最初は日誌をDayOneに書くようにしたわけですが、少し試したあとにいくつかの項目もDayOneに記録するようになりました。
ひとつはアイデアです。記録だけではなく、思いつきや発見のようなものもDayOneに入れるようにしました。日誌の記録とは別のジャーナルを作成し、そこにアイデアを記録するようにしています。
通常のビューでは記録もアイデアも混ざって表示されるのですが、アイデアだけ確認したいときはアイデア用のジャーナルを見ればいいので意外とごちゃごちゃにはなりません。
日付ごとにアイデアが並ぶのですが、古いアイデアは下の方に表示されるようになるので結果的に「捨てないで捨てる」的な整理の仕方ができます。アイデアが増えすぎてパンクしそうになるとか、活用しないといけない気になるといったことが起きにくくなります。これはDayOneがObsidianと同様にデイリー方式であることが関連してると思います。
■時系列にアイデアが並んでいるイメージ
あとはウェブクリップも「クリップ」という別のジャーナルを作成し、そこに入れています。MacのSafariの場合に限るのですが、ページをクリップするとそのページ全体をスクショしPDF化したものを添付してくれます。Evernoteほどとはいきませんが、アーカイブ性が高いウェブクリップを可能にしてくれます。気になったくらいでクリップしているとキリがないので、一度読んでクリップしておくかと思ったものだけ今のところクリップしています。
また、スーパーでの買い物といった日常の買い物ではなく、家電や洋服といった高い買い物や頻度の少ない買い物を記録しておくためのジャーナルも作成しました。いつ、いくらで、どこで買ったかを記録しておくと便利だと思って記録してみています。
■買ったものを記録する買い物ジャーナル
おわりに
まだDayOneを本格的に使うようになって1ヶ月くらいなので、使い方が完全に定まっているわけではありません。しかし、DayOneを日誌的に使うというのは割と良い使い方だと思っています。ロギング初心者にもオススメですので、ObsidianやLogseqはやりすぎかも、合わなかったという人は意外とDayOneでやってみるのもいいかもしれません。