最近、Obsidianでのタグ運用(主に名付け)を見直し、なかなかにいい感じに利用できるようになってきました。
ごりゅごのタグ運用はSpaced Repetitionプラグインに大きく依存しているのですが、このツールの運用状況などを含めて、Obsidianでのタグ運用ルールというのをまとめてみたいと思います。
タグの種類はできるだけ少なくする
Obsidianでのタグ運用は「使う種類を少なくする」というのを基本ルールにしています。
もちろんObsidianでは数文字入力するだけで賢く候補のタグを表示してくれるんですが、日本語には、漢字やカタカナや外来語など、表記の揺れが起こりやすく、タグが増えれば増えるほど「同じ意味の違うタグ」を作ってしまう可能性が増えてきます。
また、Obsidianは「タグをマージする」だとか「タグを一括で変換する」というような、タグを快適に使うような機能は標準では採用されていません。
対して、単独のノートに対してはObsidianはエイリアスの機能だとかノートをマージする機能、などが存在しています。表記の揺れにはエイリアスを使い、タグのかわりにインデックスノートを作ることで、似たようなノートを作ってしまった場合にもそれを一つにまとめることもObsidianの標準機能で簡単に実現できます。(ノートをマージしたときは、リンク先のノート名もきちんと統合される)
要するに、タグ付けというのはわりと「トップダウン」的な機能で、あとから変更を加えることがやりづらい仕組み。ノートをアトミックにして、それを集めて考えをまとめていく、という方向でObsidianを使う場合には、タグを分類に使うのはあまり相性がよくありません。
ログをすぐにとり出すためのタグ
とは言え、ごりゅごも「なにがなんでもタグは使わない」なんてことは思っていないし、まあそれなりに普通にタグは利用しています。
ただ、タグの使い道には一定のルールを決めており、そのルールにそぐわないタグを使わない、という方針。
まず一つ目のタグを使うルールは、タグは「ログ」を整理するのに使う、ということ。
Obsidianには「デイリーノート」に日記的なことを書いていたり、特定の出来事(ブックカタリストの収録、セミナーの開催etc)の時などは単独のノートを「事前準備&当日に使うメモ」として利用します。
これらのノートをあとで楽に探したいときのために限っては「タグ」を使っています。
また、デイリーノートの中に「1行ログ」的に「気温の情報」「体調のメモ」「読んだ本」「買ったもの」など少数のタグを付けることがあります。これは、タグをクリックしたときに「ざっと該当行だけを眺める」ということがしやすいようにする目的でタグを付けています。
基本的にこれらの内容は、特にまとめて整理したいと思わないものだったり、順番を並び替えたりすることがない、よく使うライフログを取り出すため、というのが目的のもの。
これらのタグは、エバーグリーンノートとかLYTとかZettelkastenとか、頭の中をノートで整理する、ということとは関係が無い用途ばかりです。
状態管理のためのタグ
そしてもう一つのタグの使い方が、タグを「ノートの状態」を管理するために使う、というものなんですが、こっちを全部まとめるとちょっと果てしなく終わらなさそうなので、続きはまた次回。(頑張って今週もう一回更新したい)
ちょうど今週、Substackから「ニュースレターを読むためのアプリ」が登場しました。
もともとの「ニュースレター」の強みはメールボックスにメールがきちんと届く、というところだったはずで、この判断の是非についてはもうちょっと考えてみたいところではあります。
ただ、複数のSubstackニュースレターを購読していると便利になることは確かだし、実際iPhoneで記事を読むのは、メールアプリよりも読みやすいです。なによ押しやすく、多くの人がアプリをインストールしてくれたら、ナレッジスタックもたくさんハートを押してもらえたり、コメントをたくさんもらえるようになるかもしれない、という期待感はあります。
また、アプリはRSSリーダーとしても利用可能です(おそらくフィードを追加できるのはウェブからのみ)これもまた、多分増えすぎてしまったら一周回って元にもどるだけ、という可能性はありますが、一応こういうこともできるぞ、という程度には知っておいてもいいかもしれません。
substackのアプリを使い始めてから、ニュースレターを読むことを習慣に出来そうです。Podcastは欠かさずチェックする習慣がついているのですが。。。
もとからメールを毎日チェックして適切に処理する習慣が無いので、そういう人には最適なアプリかもしれないですね。
タグ運用の話の続き、期待して待ちます😃