👋 こんにちは、はるなです。
普段は✉️ iPad WorkersというiPad特化型のニュースレターを配信しています。五藤隆介(ごりゅご)さんの妻です。
ナレッジスタックへの7回目の寄稿記事です。前回は「Obsidianで始めるデジタル出版」ということで、Obsidianを使ってどうやって電子書籍をリリースしたかを紹介しました。
今日は、もう少し視点を変えて「Obsidianを使わずに、Obsidianを活用する方法」という、なぞなぞのようなお話をします。
🐢モバイル版Obsidianの起動は遅い
私のメインツールはObsidianですが、使っているのはMac版のObsidianで、iPhoneやiPad用のモバイル版Obsidianを使うことはほとんどありません。
モバイル版Obsidianを使わない理由はシンプルです。起動がものすごく遅いからです。
私のObsidianデータがiCloud Drive上に保存されていることが、起動を遅くする原因の1つになっています。Obsidianはデータの競合が起こらないようにアプリ起動時に毎回チェックをするのですが、iCloud Driveの性質上ファイル全てがローカル(iPhoneやiPad本体内)にないため、チェックのためにファイルをダウンロードしてくる必要があります。
この競合を起こさないための仕組み自体は素晴らしいのですが、ノートを開いて文字が打てる状態になるまでに1分以上かかるんです。ちなみにObsidian Syncという有料機能を使えばもう少し改善することは理解していますし、ObsidianのVaultをクラウドではなくローカルストレージに保存すれば回避できることもわかっています。
Obsidianが悪いわけではなく、iCloud Driveとの相性がものすごく悪いだけです。
ただ自分が使いたい用途からすると、マルチデバイス間同期が必須条件で、ローカルストレージに保存するという選択肢は選べません。また複数のAppleデバイスを所持していることからiCloud以外のストレージサービスに乗り換えるという選択肢もあまり現実的ではありません。
そうなると、「Obsidian Syncを使う」「現状のまま我慢する」「別のアプローチを考える」の3つの選択肢が残ります。この3択なら、私は「別のアプローチを考える」を選びます。
✅ iA Writerの導入で問題は解決するのか?
別のアプローチとして、Obsidianと一緒にiA Writerの併用を始めます。
iA Writerは動作が軽快で、シンプルながらも強力なテキストエディターです。iA WriterはiCloud DriveやDropboxなどに保存されているフォルダをライブラリに追加する機能を持っているので、ObsidianのVaultフォルダを読み込むことができます。
また、iA WriterはWikiリンクにも対応しているため、Obsidianと同じような感覚でファイル間移動も可能です。
🥇 iA WriterのWikiリンク対応でObsidianとも相性抜群アプリに
Obsidianの補助ツールとして、モバイル使用時はiA Writerを使用することで、素早くメモを取り、メモをObsidianのVault内に保存することができるようになりました。
ただし、この方法もiCloud Driveとの同期問題は避けられません。外部フォルダのファイル読み込みにやや時間がかかります。Obsidianほどではありませんが、iA WriterもiCloud Driveのファイルはアプリを起動したタイミングでしかファイルを取得してくれません。
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