Obsidianの超基本的な設定を順番に進めながら、Obsidianでアトミックシンキングを実践していこうシリーズ。
今回は、Obsidianのデイリーノートを使ってフリーライティングするの続きです。
Obsidianのデイリーノートを使ったフリーライティングに慣れてきたら、次はもう少しだけObsidianの設定を進めていきます。
具体的には、ごりゅごが「これだけはインストールしておいた方がいい」と考えているObsidianのコミュニティプラグインを2つだけインストールします。
そもそも、新しくデジタルツールを使い始める時は「あまり初期設定を頑張らない」というのはとても重要です。(設定に懲りすぎると簡単に当初の目的を見失う)
なので、こうした記事などでObsidianの使い方を提案をする時も、あまり深掘りしすぎないことを心がけてはいるんですが、同時に、ユーザーが作った便利なプラグインが多数存在することもObsidianの魅力の1つであるのもまた事実なのです。実際、プラグインを一つインストールしたらObsidianがめちゃくちゃ便利で使いやすくなる、ということもよくあります。
そんなわけで、今回の記事はそうやってとても悩んだ上で、それでもやっぱりこれはインストールしておいて損はないと思ったものです。
Note Refactor
1つは「ノートを簡単にアトミックにするためのプラグイン」
超簡単に言うと、Obsidianのノートにある文章を範囲選択して、ショートカットキーを入力すると「新しいノートを作りつつ同時にそのノートへのリンクが残る」というもの。
一言でいうと「簡単にノートを分割できるプラグイン」です。
ノートを作っていて、あるひとかたまりの文章を別のノートに分けたくなった時。1行目をタイトルにして超簡単に別のノートを作る(元のノートにはリンクが残る)ということができるようになるプラグインです。
以下の2項目を設定することで、新しいノートが「notes」フォルダの中に作られるようになります。
また、以下のショートカットキーを設定することで、範囲選択した部分が全部「1行目をタイトルにした新しいノートを作る」機能として動作するようになります。
Advanced URI
もう1つは、Obsidianを今後使っていく上で非常に便利な「ワークスペース」を上手く操作するためのプラグイン。(それ以外のことにも使える)
Obsidianの標準のプラグインには「Workspaces」というものが存在します。
Obsidianはメニュー項目やノートを上下左右、いろんなところにかなり自由に並べることがでますが、この並べ方を「ワークスペース」として複数記憶しておくことができるようになります。
標準のプラグインではこのワークスペースは画面左のボタンからどのワークスペースを開くか、というのを選択する必要があるんですが、Advanced URIを使って「リンク」を設定しておいてあげると、ノートの中のリンクをクリックすることでワークスペースを変える、ということができるようになります。
リンクの作り方の例:
[home](obsidian://advanced-uri?workspace=home)
(これで、home、というワークスペースを開くことができる。)
このリンクを、よく使うノートだとかデイリーノートのテンプレートに置いておくことで、モードごとにObsidianのレイアウトを変えて、目的ごとに最適化した使い方が簡単にできるようになります。
これらの設定について、より詳細な説明、動いてるところが見たい方は、以前のセミナーの動画アーカイブをご覧ください。
→『アトミック・シンキング』実践セミナー014 動画アーカイブ
また、このシリーズは、ニュースレターでの配信と共に、Obsidian Publishを使って💎Obsidianを使ったアトミックシンキングの実践というページにも同時進行的に内容をまとめています。