2週間に1回くらいをめどにお届けする予定の「隔週刊ナレッジスタック」的な雑記コンテンツです。
ついにというかようやくというか、2022年から考えていた「Wordpressからの脱却」をようやく実行に移しました。今後は「goryugo.com」ドメインのコンテンツはObsidian Publsihで管理していきます。
ちょうどObsidian Publsihがとてもよいという話を書いたばっかりのタイミングだったのは偶然なんですが、とは言え「ブログ移転前に記事を公開したい」なんて思いもあったのかもしれません。
実は、ブログ移行というのは完全には終わってません。今のウェブ上から消えてしまった記事もあります。これに関しては、ひと通りの記事を自分で振り返りながら、整理と整頓を行っている最中です。まったくもってクリエイティブな行為ではないんですが、無理せず趣味的にノートを振り返ってみると、これはこれで中々に楽しめる行為であったりもします。
iCloud+ があるとgoryugo.comメールが使える
Obsidian Publsihに切り替える際に悩んだのは、goryugo.comドメインで使っているメールアドレスをどうするか、ということでした。
Google依存からの脱却を進めているごりゅごは、だれかとやりとりするメールにはできるかぎりgoryugo.comドメインのメールを使うようにしています。ただ、Obsidian Publishを使う場合、そのままではgoryugo.comドメインのメールが使えません。
どうしようか考えてたタイミングで、iCloud+という名のiCloudを有料プランにしていると使えるサービスの中に、独自ドメインでのメールの運用ができるようになる「カスタムメールドメイン」というサービスがあることを知りました。
これを使うと(独自ドメインさえ所有していれば)簡単に無料でそのドメインでのメール運用が可能になってしまったのです。しかも、独自ドメインが使えるのは自分だけでなく、ファミリー共有しているアカウントの人たち全員が利用可能。
Obsidian PublishとiCloudのカスタムメールドメインを併用する - ごりゅご.com
最初の設定さえ済ませれば、家族メンバーそれぞれが一人3個まで「自分の好きなメールアドレス」が使えるようになります。
今更独自ドメインを取ってメールに使うとかなんの価値があるんだ、という思いはもちろんあるし、万人に勧められる方法だとは思わないんですが、.comドメインであれば今でも年間2000円未満で「自分の権利」を手に入れられます。
ドメインというやつはインターネットの世界ではGoogleよりもAppleよりも信頼度が高いという考え方も出来るわけだし、なにより「自分が好きなフレーズ」をメールアドレスとして使えるのはけっこう満足度が高いです。
カスタムメールドメインって、派手さがないので知らない人もたぶん多いはず。けっこうこれは面白いものだと思います。新規のドメイン取得なら、iPhoneの設定アプリから、ドメインの取得を含めて全部そこで済ませられるみたいで、その場合は設定もけっこう簡単にできるんじゃないかと思います。
メールを非公開
そしてもう一つ。このiCloud+というサービスには「メールを非公開」という機能も存在します。
これは簡単に言うと、Appleが自動で管理してくれる「捨てアド無限作成機能」みたいやつ。
gmailには「メアドの間のドット」「メアドの後ろに+
と文字列」ということをやっても全部自分のメールボックスにメールが届く、という機能がありますが、それに近いような機能だと言えるのかな?
gmailの場合は、複数のメアドを作ることはできますが、人間やプログラムで簡単にオリジナルのアドレスがわかってしまうことや「捨てアド」にメールを届かないようにする手段が、基本的にフィルターで迷惑メールに振り分けるしかない、という難点があります。
届いた迷惑メールが自動で迷惑メールフォルダに送られれば、もちろんそれは便利なんだけど、究極的にはそんなもの「完全に届かない」方がいい。
Appleの「メールを非公開」は、それが簡単にできるんです。
この機能を使うと、簡単に「完全に別のメールアドレス」を作ることができて、いらないと感じたならば「このメールはもう届かないようにする」ことも簡単。ラベルを付けたりする方法で、ある程度はわかりやすくメールアドレスの管理も出来ます。
また、Appleでサインインという方法を使えば、そのサービスにアカウントを作る時なんかは全部自動で簡単に「メールを非公開」が使えます。上の画像の大半は、Appleでサインインをして「捨てアド」で作ったアカウントばかりです。
ここからのメールはいらん!と思ったなら「転送先」のところをオフにしてやればそれだけでもうメールは届かない。超手軽。
そんな理由もあって、最近は「Appleでサインイン」を使う時は大抵この機能を使ってアカウントを作っています。(ログインする時はAppleが全部よきに計らってくれるので、なにも覚えておく必要はない)
今回のiOS17からパスワードの管理も進歩しましたが、それと合わせてかなりApple系のサービスは便利な印象です。「プライバシー」という観点では現在Appleは一番信頼度が高い会社なので、このあたりのことは当面Appleさんにお任せしていくと便利なことが多そうです。