なぜデイリーノートにテンプレートを使うことを勧めないのか
💎一見すると小さな違いでも実際には大きな違いが存在する
前回のセミナー(未来を見据えてフロントマター重視のObsidian運用を始める - ナレッジスタック)でも話したことなんですが、最近はObsidianではできる限り「テンプレートを使わない」ことを意識しています。
これ、最近の自分にとってとても重要なことなので、改めてテキストにしてまとめて、整理してみたいと思います。
デイリーノートは「完全なる空白」から始める
ごりゅごは、ある時期からObsidianにおいて「テンプレート」と呼ばれるものをほとんどまったく使わなくなりました。
デイリーノートは毎日完全にゼロから書きはじめるし、新しいノートを作る時にも、テンプレート的なものはありません。
まあ、細かいことをいえば「本」のノートにはテンプレートを使っているんだけど、これは書誌情報をとってくることが目的のもの。これはもうしゃあないから「テンプレート」にしています。
そういう感じで、厳密に言えばテンプレートをまったく使っていないわけではありませんが、かなりテンプレートを使うことを減らすようになっています。
ただね、そんなことを言いながらも、かつての自分はそれなりにテンプレートを使っていました。今でもテンプレートを使うことを、を100%完全に否定するつもりもありません。
今回はあくまでも「今の自分はこういう理由でテンプレートを使うことをやめた」という話です。そして、これを読んで自分はどうするのか。そういうのは、読んでいただいた方それぞれが自分で考えて、信念を持って決定を下すべきことでもあります。
テンプレートを使わないのは硬直化を防ぐ為
じゃあ、ごりゅごは今はなぜテンプレートを使わないのか。
細かな理由、具体例を挙げればいろいろなものが出てくるんですが、すべてをまとめて一言で整理すると、テンプレートを使うと硬直化が起こりやすくなるということ。この「硬直化」を避ける為にテンプレートを使わないようにしています。
テンプレートって、一回それを作ってしまうと、変えるのがとても面倒なんですよ。
そして、こういうテンプレートを作った瞬間というのは、ほとんどの場合が「やる気がある時」なんですよね。そして、やる気がある時に作ったテンプレートというのは、だいたいが「過剰」になります。
まず朝一に英語の勉強をして、筋トレをする。そして通勤時間にはむずかしい本を読んで、帰ってきたら気合いを入れた晩ごはんを作る。そして夜は趣味の為に時間をたっぷり使ってうんぬんかんぬん……
どれもこれも「やれたらいいな」なのに、それらすべてを「チェックリスト化」してしまい、毎日空白のまま日々が過ぎ去っていく。
「ふつうのひと」は、1週間くらいならばともかく、3ヶ月も4ヶ月もずっと同じようにやる気を維持することなんてできません。
そのこと自体も、記録を残すことで実感としてわかるようになることなんですが、結局「やる気」には必ず波があるのです。そして、そのやる気が低いことを想定しない目標は、結局続かない。
もちろんこれに対策ができないわけではありません。
テンプレートを変えること自体を仕組み化したり、そもそもチェックリストなどは作らず見出しだけを作っておくだけにしたり、まあやりようはいくらでもあります。
ただ、そこでいろいろ工夫をするよりも、自分は今「サイドバーにルーチンを置いとく」という方法によって、もうデイリーノートのテンプレートは必要ない、と確信できるようになりました。
【15年分のノート術を凝縮】Obsidianで挫折しないための全技術 - by goryugo - ナレッジスタック
サイドバーにルーチンを置いておく方法を使うと、テンプレートの修正が簡単です。というか、これはテンプレートではなくただのノート。毎回同じノートを開いてるだけなので、中身を変えたくなったら直接それを編集すればいい。
この違い、ことばにすると些細な違いに見えるかもしれませんが、実際に自分で使ってみると、この違いにどれだけ意味があるのが実感できるはずです。
こういう細かな工夫って、案外テキストで全部説明するのって難しいことも多くて、そのあたりは最近はかなりの部分を「Obsidianの全技術」シリーズで語っています。
過去のセミナーシリーズとは違って、あえて「細かい話」を大目に盛り込んで、こういうニュアンスなんかも伝わりやすくするようにしているつもりです。
動画なんて全部見てられん、という方は、Podcastでも配信しているので、そちらをご覧いただいたりもできるようにしています。(セミナーも、音声のみで聞いていただくこともできます)
音声や動画なども、上手にご活用いただいたらありがたいです。
