以前、Obsidianのホームノートを定期的に入れ替えることで、1週間の振り返りの楽しさに目覚めた話を書きました。
ホームノートの入れ替えることで自然に1週間の振り返りができる
そこからの流れで、最近はObsidianも紙のノートも「俯瞰」という観点でノートのことを考えるようになりました。
1週間という単位だとか、そういうまとまりから得られる「俯瞰しやすい記録」を以下に作っていくのか。これは、すごく雑な言い方をすれば、最近は記録が少ないことのよさに目覚めてきた、という言い方もできるような変化です。
この考えに至ったのは、デジタルノートを使うために、デジタルツールだけを使のではなく、紙でもいろんな記録を残すようにしたことで得られたものじゃないかな、と思っています。
紙に書いた記録は自然に「前のやつ」が目に入る
2024年の4月から、ギターの練習記録を紙のノートを使って残すようになりました。
紙で記録を残してみるようになってからは、自然に以前の記録を見ることが増えてきて、これが「上達」「習慣化」に非常に重要なことだと感じるようになりました。
それ以前の練習記録は、Obsidianのデイリーノートにアウトラインを使って記録を残す、という方法でした。
(『アトミック・シンキング』実践セミナー7動画アーカイブなどで詳しい話を紹介しています)
これを使うと、特定の項目の履歴を全部一覧で見ることが出来るのが便利なんですが、この方法では「自然に以前のものが目に入る」ことが起こりません。
というか、デジタルツール全般が、紙に比べて「過去のものが自然に目に入る」ことが起こりにくいという特性を持っています。
(もちろん、1つのノートにずっと日記を残し続ければ、デジタルツールでも「自然に以前のものが目に入る」ようにはできるので、できるできないの話ではない。ツール全体の性質や、得意不得意などの違い)
「前に何をやったのか」がわかるようにしたい
こうやって「自然に以前のものが目に入る」ことを意識して紙のノートに記録を残して約半年。今度は、新しい習慣として「プリズナートレーニング」という筋トレに興味を持ち、この記録にも紙のノートを使い始めました。
「習慣化が得意」なのは性格ではなくスキルとして獲得できるのではないか? - by goryugo - ナレッジスタック
BC101 『プリズナー・トレーニング』 - by goryugo - ブックカタリスト
最初は、ギターの練習と同じように「どんな練習をしたのか」を文章にしてノートに残していました。その中に「このトレーニングを何回何セットやった」とかも記録していたんですが、これだと不便なことが多かったのです。
なにが不便だったのかというと、さっき言ってた「自然に以前のものが目に入る」という特性が、筋トレの記録では上手く活かせないのです。
プリズナートレーニングには、大雑把に言うと「6種類の筋トレ」が存在します。ただし、毎日6種類のトレーニングを全部やるというわけではないので「以前同じトレーニングをしたときの記録」は飛び飛びに残っています。この状態では、同じトレーニングの記録が自然に目に入る、ということが起こりづらい。
ならば、トレーニングごとにページをわけて記録してやろうと思い立ち、1つのページに「同じ練習の記録」だけを残してあげたら、まあこれが便利なんですよ。すごく上達が実感しやすくて、おかげでモチベーションも上がりやすい。
上の画像がただ文章で書いた記録で、下の記録が種目ごとにわけたもの。
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