ナレッジスタック

「RINK」システムをアイデアや大量のノートの整理に使う

💎RINKでできそうなこと・やれたことの新しいアイデア集

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goryugo
Jul 18, 2025
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RINKシステム、というものを考えて、いくつか新しい発見や変化があったので、その進捗をまとめます。

RINKについては、主に下記記事や

  • ノートを「つなげて」整理するRINKシステム

  • 「RINK」システムを「特定テーマのノート整理」に使う

下記動画(実例大目)で話しています。

  • 『アトミック・シンキング』実践セミナー034 動画アーカイブ

  • 『アトミック・シンキング』実践セミナー035 動画アーカイブ


RINKについてRINKでまとめる

まずひとつは、Obsidian Publishを使って、RINKの仕組みを使ってRINKについて自分自身でまとめていく、ということを実践しはじめました。

ri.00 RINKシステムとは? - ごりゅご.com

Evergreen notesにしても、Johnny.Decimalにしても、自分が考えたシステムを使って自分のシステムを解説する、ってのはよくやってること。

自分自身の思考の整理方法を使って、思考の整理方法をまとめるという、非常に複雑な入れ子構造で思考を進めています。

今のところ、1日1つ新しいコンテンツを追加することを目標にしてやっています。(Web上ではDataviewが機能しないのが悩み。それもまあ、そもそも全体の解説がある程度できたらどうしたらいいか考えたい)

これは、単純に「RINKについて整理する」だけでなく、goryugo.comドメインの内容全体を、この仕組みで運用することで、わりといい感じにできるのではないか。そういう野望の第一歩です。

Obsidian Publishは、そういえばもう何年も試行錯誤を続けてますが、いまだしっくり来ないところは悩みです。今回こそ、この方法でどうにか上手く運用できるようにしたいと思ってます。


RINKを使ったアイデア管理

次に、記事のアイデア(下書き、ネタ帳)をRINKで管理するってことを思いついて、実際にやってみました。

アイデアのタイトルはこんな感じ。

ks.d250716 RINKに慣れてきたので最近の変化をまとめる

こんなふうに、ks(ナレッジスタック)の、d(ドラフト)、そして思いついた日付、というルールでファイルを作ります。そして、このリストをDataviewで表示させます。

[!NOTE] 目次

LIST  
WHERE startswith(file.name, "ks.d")  
SORT file.name desc
LIMIT 10

ポイントはここで「新しい順に10個」ってやってること。

こういうの、ついつい「全部残そう」とかするんだけど、どうせ古いやつって使わなくなるんですよ。でも同時に、古いアイデアを捨てるのは忍びない、っていう感覚を持ってしまうこともよくある。

これまでは「ボツネタ」とか「賞味期限切れ」みたいな感じで移動させてたんですが、この方法ならごりゅごはなにもしなくてもいい。

勝手に新しいネタが10個並ぶし、もし古いものでもいいから振り返りたい、なんてことを思ったら、Dataviewのパラメーターを調整してあげればいい。

本当に「この前思いついた」ところで、まだ有効かどうかもわからないレベルではあるんですが、これもまた「RINKでできることの可能性を示すもののひとつ」ではないかと思います。

音楽RINK:100個以上のノートから生まれる新たな発見

そして、今一番面白いことになっているのが「音楽」をテーマにしたRINKです。

これはm.(music)で始める、というルールでノートを作っているんですが、Gemini CLIのカウントによると、2025-07-18現在のノートは191個。

これだけのノートが一覧で並ぶと、見るからに「こいつ、整理がヘタクソだな」って思われそうな状態になっているんですが、面白いことにこれが自分的にはむしろ逆の感想なんですよね。

「並べる」だけで破綻しない面白さ

この、RINKという「並べる」仕組みがなかったら、間違いなくここにいたる前に訳が分からなくなってノートを並べることを放棄していたはずなんです。

もちろんこれだけを「並べる」だけでも、それなりに手間と時間を使っているし、ところどころ整合性が取れなくなってきて「再構築」したところもあったりします。

ただ、それでもこれで「できてる」んですよね。

いきなり200個のノートを渡されても上手く整理できるとは思えないけど、一個ずつ順番に順番に「これはどのノートの次に並べるか」だけを考えていったら、大きく苦労はせず、なんとか整合性が取れる順番で並んでくれる。

失敗から学ぶ「カテゴリ整理」の罠

そして、そうやって並べていると自然に「かたまり」が見つかってきて、自分にとって有効なかたまりができれば、それはもう普通にObsidianのリンクを使って手動で目次を作ればいい。

この「整理の順番」というのが、やっぱり超重要なんですよ。

たとえばこれ、自分が過去に作って「上手くいかなかったノート」です。

音楽のことを学んでいく中で「コード」についてのノートをここに集めてみよう、って考えて集めたノートたち。

それをなんとなくかたまりみたいなやつで集めて整理してみたんだけど、これだとうまくいかない。

並べることで「構造が後から生まれる」

難しいのが「コードに関するノートのかたまり」みたいなやつは、RINKの中にもあるんですよ。

自分でも超面白いんだけど、こうやって「コードに関するノート」を集めても上手くいかないんだけど「コードに関係しそうなノートのかたまり」を作っていけば、さほど無理なく、わりと自然に「かたまり」を作ることができてしまっているんです。

今現在はかなり「構造化されて整理されている」ように見えるけど、これは構造を考えて並べたわけではなくて、並べていく過程で少しずつ構造に「なっていった」という感じなんです。

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