Obsidianをでノートを作るときに「アトミック」を意識するようになってから、色々な発見がたくさんありました。
参考リンク(ここまでの主な経緯)
「アトミック」を意識してから、アウトラインを作ったり作したりするときに、今までよりもすごく「扱いやすい」という感覚になっています。
アウトラインのノード(項目)をちゃんとアトミックにする
今までのアウトラインとなにが違うんだろう、って考えてみると、最近作るアウトラインというのは「自分の言葉で書いて自分でタイトルをつけたノート」のタイトルをアウトライン上に並べていました。
自分の言葉で考えてタイトルをつけた内容なので、このアウトラインは項目名を見ただけでどんな内容なのかは即座に認識することができます。(ほとんど負荷なしで処理できる)
こういうタイトルばかりを並べたアウトラインというのは、自分がこれまで触っていたどのアウトラインよりも扱いやすくて、しっくりきて、考え事がスムーズに進みます。
ここでようやく気がつきました。
あ、アウトラインのノード(項目)も、1ノード1要素(アトミック)を意識することがすごく大事なんだ、と。
これまでは、アウトライナーを使うというのはフリーライティングからの延長、というような感覚でした。
なんとなく、思いついたままの雑な言葉で項目を書き出し、それを「そのまま並べ替えて」考えごとをしようとしていたのです。
書いた単語や文章をそのまま並べ替えたりしようとしているばっかりで、アウトラインのノード(項目)自体をわかりやすい表現にしようという意識がほとんどありませんでした。
よくよく考えてみると、1つのノードに含まれている内容が「1要素」ではないならば、アウトラインの順番を並べ替えたり階層を作ったりすることが簡単にできるはずがない。
だから、アウトラインの1項目というのも、できるだけ「1ノード1要素」を意識してあげることで考えをまとめやすくなる。
そんな極めて当たり前のことに、今更になって気がついたわけです。
適切なアウトラインは勝手に行間を埋めてくれる
「エバーグリーンノートのタイトル」を並べた場合には、もう1つ「これまでと違うこと」がありました。
1つ1つの項目についてよく考えた言葉が並んでいるからか、この「アウトライン」があるだけで、文章を書こうとするときにすごくスムーズに頭の中で文章の流れが組み立てられんのです。
これもまた「1つ1つの項目についてよく考えたものだから」だと思うんですが、項目並んでるだけなのにここまでスムーズに文章思い浮かぶのか、って驚いています。
「適切なアウトラインは勝手に行間を埋めてくれる」そんな感覚を今味わっています。
(このフレーズなんかも、そのまんまのタイトルのノートがあります)
練り込まれた、エバーグリーンなタイトルを組み合わせたアウトラインならば、それを並べるだけで十分に行間が埋まった密度の高いものが作れる。
自分がその項目について十分に考えたから、ノートの内容がタイトルだけで自然に入ってくる、というあたりが理由ではないか、と思っている。
この部分、もう少しじっくり考えていくと、エバーグリーンノートを集めてアウトラインを作り、まとまった文章を書く、という方法のヒントになるような感じがしていますが、まだまだよくわかってないところは多いので、これから考えていきます。
アトミックにする練習は訓練がしやすい
「アトミックなアウトライン」に関してはまだここから次の段階に到達できていないんですが「アトミックにする」という行為には「真似して練習しやすい」という大きなメリットがあります。
フリーライティングは「書けないと思う人がとりあえず文章を書き出せる」ようにするために素晴らしい練習方法。
その次の段階の練習方法が「書いたものをアトミックにする」という方法。
自分の頭の中のモヤモヤしたものを文字にすることができたならば、次は「書いたものをアトミックにする」段階です。
書いたものをアトミックにする、という行為は「正解がない」というか「人によって、目的によって答えが違う」という点で1段階フリーライティングよりも難しい練習ですが、だからこそフリーライティング以上に「頭を使って考える」効果も高いです。
フリーライティングの練習にある程度慣れてきたら、次の「書いたものをアトミックにする練習」も是非試してみてください。
アトミックなノートのつながりを見つけていくには、なんとなくObsidianのGraphにヒントの1つがあるような気がしています。
このグラフの中で「塊」になってる部分というのは「すごくよく考えたこと」なので、それについてアウトラインが作れるのではないか、というような感覚。
この辺りについてはこれからもう少し考えていきたいと思っています。