Obsidianとたすくまを使ったタスク管理でも書いたんですが、最近はけっこう意識してObsidianでの仕事の進め方を変えていっています。
その大きな理由は「やりたいこと」がいっぱいになってきたから。
普段の仕事のやり方を見直して、もっとたくさんやりたいことをやる時間を作ろう、という目的です。
たとえば最近のやりたいことをザッと書いてみるとこんな感じ。
ギターの練習に加えて、Padの練習までやろうとすると、それだけでけっこうな時間を必要とする。健康のために最近は毎日1時間くらい歩くことを取り入れたんだけど、中々毎日は難しい。しかも、歩くだけじゃなくて同時にプリズナートレーニング(筋トレ)もちゃんと継続しつづけたい。他にも、ゆっくり日記を書いたり、そこにお絵かきしたりしてると、それもけっこう時間を必要とすることがわかってきた。さらに最近はなんだか映画を見ることも楽しめるような気がしてきたし、小説もいつも以上にたくさん読みたくなっている。小説だけでなくて、本を読むことは続けていきたいし、もちろんナレッジスタックの更新も「やりたいこと」だからちゃんとやりたい。さらに最近は、ナレッジスタックに加えてObsidian Publishを更新することも楽しくなってきて、ここにもエネルギーを使いたい。
やりたいことがたくさん出てくるようになった。これは、人生全体において大変素晴らしいことだと思います。
思います。
ただ、さすがにこれらすべてを思う存分やれるとは思わないし、仮に時間があったとしても、エネルギーが足りないだろうな、とも思います。
時間はある。しかし、無限には存在しない。
ならば、その有限の時間と有限のエネルギーを、どう分配するのが最適なのか。できうる限りで、どういう状態が自分の求めるものなのか。それをできる限り良い方向に持っていきたい。
そういうことを考えて、まず最初に「記録」について見直してみようと思い立ちました。
そもそも自分は、こうしたやりたいことに対して、普段どの位の時間を使っているのか。まずは一度丁寧に記録を残して現状を把握する。その記録を使って、やりたいことをやる時間をどうやって調整しようか考えていこう。
単純にいえば、やりたいことがたくさんやれるように「タスク管理」というやつを見直してたい。
前回、Obsidianとたすくまを使ったタスク管理という記事でこれまでの自分のやり方をまとめたのは、現状を一度整理し、その上で次に向かって考えを進めていく、ということが目的でもあったわけです。
自分は何が「できている」のか
やりたいことをできるようにするために、普段どんなことに時間を使っているのかを把握する。これ、シンプルでありながらも考える要素はたくさんあります。
たとえば、ごりゅごがやっているプリズナートレーニング(筋トレ)の時間って、実際に身体を動かしている時間だけでいえば5分程度しかありません。じゃあ、毎日5分の時間を確保すればそれでいいのかというとそれでは足りない。
実際には、セット間に休憩時間があるし、筋トレした直後は疲れてるので、終わったあとも少しは休む時間が必要になる。特に「腕」に負荷が大きい懸垂系のトレーニングなんかだと、終わった直後にはキーボード入力は上手くできません。そういう時は、休憩を兼ねて本を読んだりしているんですが、そういうのをどうやって「いい感じ」に記録をするのか。
そういうことまで考えると「やりたいことをやっている時間」というのは中々に複雑です。
他の例でいうと、散歩やギターの練習。これは、可能な限りは毎日やりたいと思ってる。可能な限り長時間できればいいと思っている。でも現実の話をすれば、どちらもきちんと毎日できてるわけではないし、必ずしも「長い時間できること」が幸せだとは限らない。大事なのは結局やりたいことのバランスであり、配分であり、順番なども考慮に入れていく必要があるわけです。
ただ、いきなりそんな難しいことを考えても上手くできるわけがない。まずはシンプルに、今はまず「やれてること」がどのくらいあるのか。それを知るためにできる範囲の記録を残す。
ひとまず1〜2週間くらいは「やりたいことをやっている時間」に重点を置いて記録を残しました。
コンピューターに向かっている時間の計測
そして、やりたいことをやっている時間を確保するために、同時に障害になる「仕事の時間」についても見直していくことにしました。
とは言え、いきなり仕事の細かい記録を残すのは大変。前回書いた通り、そもそも自分は、すでに一度仕事の細かい記録を残すのが面倒になってやめている、という実績があります。
ならばまず、いきなり細かい記録を残すのではなく、大きな記録を少しずつ細分化していこう。
一番大きい「仕事」の単位は何があるか。それは「1日どの位の時間コンピュータの前にいるのか」だけである程度は分かるはず。
そして、コンピューターに向かっている時はいつも以上にデイリーノートに記録を大目に残すようにして、自分はどんなことを「仕事」だと考えているのか。その概念について、いつもより色んなことを考えながら記録を残してみることにしました。
「仕組み」をいかに運用するか
話は戻りますが、ここ最近のごりゅごのObsidianを使った仕事の進め方というのは超テキトーです。
「仕組み」はたくさんあるんです。
Spaced Repetitionを使ってノートの振り返りをするということとか、ノート1つで1つの仕事を作ること、やりたいことの一覧を表示させるノートを作るとか、どれも中々によくできた仕組みだと思ってます。
ただ、この仕組みはそれぞれがバラバラの存在で、どれもこれも気まぐれで利用されている、という感じになっていました。
仕事をしようと思いついたらデイリーノートを開く、くらいまではきちんと安定してるけど、気が向いたらサイドバーにある「締切が近いノート」を見ていたり、思い立ったらSpaced Repetitionを使い始め、そういえば昨日読んだ本のことをメモしたい、と思い出してメモをし始める。そういう思いつくがままの行動がとても多い。
所詮仕事の進め方なんてなんでもいいんです。気分よく仕事ができて、目標とする成果が出ていれば、どんなやり方だっていい。過去の自分は、自分としては「気分よくできて、成果が出せてる」と思ってたし、それでよかった。
ただ、今はこれだと足りない。もうちょっと今のやり方を変えたいと思っている。たくさんの仕組みを作るだけでなく「仕組みを上手に運営する仕組み」を作りたい。
毎日の準備を定型化する
そういうことを考えて、結果的には大きく2つの「仕組み」ができました。
この試行錯誤の過程はうまく言語化できない部分が多いので、結果だけをまとめます。
新しく作った仕組みを整理すると「たすくまを使って大きな仕事の単位で記録をする」ことと「大きな仕事の単位の詳細はObsidianのノートに書いておく」という2つ。
あれ、それってなんかこれまでごりゅごが言ってたこととなにも変わらんやん、と感じられるかもしれません。
たぶん、ほとんどなにも変わらないです。
ただ「ほとんどなにも変わらない」のと「変わらない」のは違う。
足りなかったのは、そういう「ちょっとした工夫」程度のものなんです。そういうちょっとした工夫によって、どうも上手くいかなかったことが、少なくとも今のところいい感じにできてる気がする。
もちろんまだまだこれから細かな調整はたくさん必要なんですが、大きな仕組みとしては大体でき上がったといえる感じになってきました。
これ以上細かい話しは、実際のノートをご覧いただくのが一番わかりやすいはずなので、実際の画面と共に細かな話を進めます。
まず、最初はObsidianの「ホーム画面」
ObsidianのWorkspaceを使って「ホーム」を表示させるとこの画面になるようになっていて、1日の細かな区切りではここに常に「戻る」ようにしています。
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