『アトミック・シンキング』実践セミナーにご参加いただいた方々、ありがとうございました。事前の質問も当日の質問もたくさんいただくことができ、非常に嬉しかったです。
質問をしていただけることは、質問される側もすごく嬉しいです。質問をきっかけにわかっていたつもりのことを改めて見直すことができ、今後の自分の活動を考える上でも大きなヒントがもらえます。
ニュースレターをご覧いただき、セミナーに参加申し込みをしていただき、さらには質問までしていただける。それもこれもすべてご参加いただいた皆様のおかげです。ありがとうございます。
次回のセミナーは10月中旬の、金曜日か土曜日の夜を計画しています。現段階では「Logseqを使った日誌術」について話すか「Obsidianの話をもう一段階掘り下げる」かどちらにしようか検討中です。ご意見やリクエストなどがあれば、是非ともコメントやメールへの返信などでお知らせください。
なお、次回からのセミナーは、基本的にはナレッジスタック有料会員の方に向けたものになります。
もし前回のセミナーが気に入っていただけましたら、有料会員のご加入もご検討ください。9月の終了と共に「サービス開始直後価格」1も終了予定です。
ナレッジスタックは、今月の2日に、有料サービスを始めますという記事を書きました。
結構かなりがんばって「いかにして価値あるものを提供するか」を考えて、それを記事にしたおかげなのか、メールを送った瞬間といえるタイミングで有料プランに加入していただけた方も何名かいらっしゃりました。これは今年一番の嬉しかった出来事でした。ありがとうございます。
そして、今月の現段階までで、以下の記事を投稿しました。
Obsidianのデータをgitで管理する方法とそのメリット
今のところ、上記記事は3種類の「連載シリーズ」として書けそうなものを進めていく、という方針です。
一つが、これから本を作っていく過程の実況中継。これは、まだ原稿を書いていく段階に到達できていないんですが、原稿を書き始めるときにはGitHubの原稿リポジトリを有料会員の人たちと共有する予定です。
GithubのIssue機能とかプルリクエストの機能とか、知れば知るほど「プログラム書く人じゃなくてもgithubめっちゃ便利に使えるやん」と感じることがたくさんあります。そういうのを、実際にリアルに体験できるというのはなかなか面白いんじゃないかなあ、と感じます。
「プルリク送りました」って用語が、文章書きの間でも普通に使えるようになると面白いと思うんですよねえ。
そのあたりの話を書いているのが以下のシリーズ。これは(今はGitの話ですが)「新しいことをやってみたシリーズ」という感じの内容で考えています。
Obsidianのデータをgitで管理する方法とそのメリット
そして、連載シリーズ3つ目は「アトミック・シンキング」的なノート術の話。
今はまだ「アトミック・シンキング」以前の段階、みたいな内容ですが、seminarで話したような内容を含めて、具体的にどうやってObsidianなどのツールを使っていくのか、というのを順番に掘り下げていく予定です。
たぶん、このシリーズが一番「限定公開」であることのメリットを発揮しやすいものなのかな、と思います。
セミナーでの質問でも「実際のノートってどういう感じなのか」というのを見たい方は多かった印象です。そういったノートなんかも、限定公開であれば細かいことをあまり気にせず動画やスクリーンショットを公開していけるかな、という感じ。
これらの記事は、順番にお届けするだけでなく、もう少し量が増えたらObsidian Publishを使って「テーマ別に整理」して、あとからまとめて読みやすくする、というのもやっていこうと思っています。
今のところこれらのテーマを主体にして更新する予定ですが、もちろん他にもなにか面白いことがあればいろいろ思いついた範囲で試してみる予定です。
あとは、ナレッジスタック以外の場所での最近のごりゅごの活動などもご紹介します。
「面白かった本について語る」ブックカタリストは、基本的に2週に1回更新。だいたい1回1時間のPodcast番組です。
もう一つは夫婦でやってるPodcast、ごりゅごcast。こっちは、基本的に週1更新(長期休暇時などは無理せずお休みをする)という感じでやってます。
ごりゅごcastはいっとき平日毎日更新してたので、すでに700回くらい更新してるんですねそういえば。自分でなかなかすごいやんけ、と思ってしまいました。
🎙722 1週間のワーケーションで便利だったものと学んだテクニック 作成者:ごりゅごcast
🎙723 9月23日『アトミック・シンキング』実践セミナーを開催します 作成者:ごりゅごcast
🎙724 10年ぶりに買ったスマート体重計「Eufy Smart Scale P2 Pro」の雑感と共有時の苦労 作成者:ごりゅごcast
インターネットでの雑談
最近、インターネットでのちょうどいい距離感についてよく考えています。
2010年代の自分の生活は、ネットの人間関係とリアルでの人間関係は完全に「イコール」のものでした。しょっちゅう現実の場所で開催されるイベントに顔を出し、同じことが楽しいと思う人同士で集まっていろんな話をする。
自分の場合、住んでる場所が愛知県というのもあり、ネットで知りあった人に会う場合は東京に行くことも多く、当然それなりに時間もお金もかかっていました。
それが「当たり前」だったのも今は昔。
2020年3月以降は、多人数が集まるオフラインのイベントにはまったく一度たりとも参加していません。
間違いなく、時間的に「効率」がよい生活になりました。
さらに、世間全体で「オンラインミーティング」が当たり前になり、おかげでオンラインのObsidianセミナーに何十人も集まって話を聞いてもらうということが簡単にできるようになりました。
これは自分にとって「よいこと」として作用している部分は多いにありますが、おかげでますます人に会いに出かける機会が減っています。
オンラインのセミナーは「無駄」がない非常に「効率がいい」集まりです。指定時間にさっと集まって、目的を持った内容をさっと喋って、終われば解散!21時からのイベントには、21時に集まれば参加できるし、23時に終わったら、5分後にはもう眠りにつくことが可能。
でも、これだけだと全然「余計な話」をする時間がないんですよね。
Obsidianのことについて知りたいと思って、Obsidianのことは効率良く知ることが出来るけど、全然関係ない「Apple Watchが便利だぞ」という話には(ほとんどの場合)なりません。
セミナーの質問タイムではそういうことへの「抗い」の一つとして、全然関係ない質問でもできるだけ答えます、みたいなことはやっていたんですが、それでもお互いに「余計なこと」は話さないように気を使ってしまいます。
こういう集まりしか存在しない場合、どうしても情報が「非常に偏ったもの」になってししまいます。これは、短期的に効率がよいことは確かなんですが、長期で見てあまり健全とは思えない状況です。
こういう状況を健全にする手段の一つが「雑談」です。
たとえば、ブックカタリストというPodcastの収録後には、有料メンバー限定のアフタートークという「雑談」を収録しています。ここで話す「本編と関係ない話」は、毎回自分にすごくいい刺激を与えてくれます。
ただ、ブックカタリストは基本「二人の固定メンバー」での雑談です。これはこれで回数を重ねると雑談が「はかどる」ようになるんですが、それはまたある意味で「効率化」でもあり、雑談が効率が良くなってしまうという危険性も孕んできます。
(少なくとも自分の場合)意識して積極的にいろんな人と「雑談」をする機会を作らないと、どんどん偏った、細く脆い土台の上で成り立つ生き方に向かっていってしまう、という危機感を感じています。
そこで最近、ナレッジスタックを「雑談」のきっかけに使えないかな、と考えるようになりました。すでにナレッジスタックには何十人の有料メンバーが集まってくれています。その中の人たちと話せる機会を作るだけでも、雑談ができるひとの範囲が広がります。
お互いに一定程度どんな話が通じるかは想像できるけど、なにもかも趣味が同じというわけではない。そのくらいの丁度いい距離感。
おそらくそういう人たち同士であればお互いいい感じに「雑談」できるだろうし、多くの人にとって普段とは違う人の雑談はいい刺激が生まれると思います。
たとえばごりゅごからいろんな人に声かけて雑談をする。たとえばごりゅごと雑談しようと思ってくれた人から雑談に誘ってもらいやすい仕組みを活用する。こうすることで「ある程度趣味趣向が似ているけど自分とは少し違う人」からいろんな刺激をもらうことができるのではないか。
そんなことを考えていたら、以前は、Podcastを聞いてくれた人で集まる「ごりゅごcast飲み会」みたいなものも開催してたよなあ、ということを思い出しました。
それと似たようなことをナレッジスタックメンバーの集まりとしてできないかな、なんてことも考えています。
インターネットでの集まりはたいてい目的がはっきりしていて非常に「効率がいい」んだけど、その中であえて「雑談をするために集まる」くらいのちょっとゆるい感じの集まりにする。
このくらいの距離感は、自分が思う「インターネットでのちょうどいい距離感」なのではないかと考えています。
そして、自分がそういう場所を作っていくということも「価値あること」だと考えることも可能です。
という感じで、まだ細かいことはきちんと考えられていないんですが、近いうちにメンバー限定飲み会(別にお酒は飲まなくていい)みたいなことはやりたいな、と考えてます。(そして、定期的に開催できるようにしたい)
今回のニュースレターは、かつてごりゅごcast Newsletter書いていたようなスタイルを意識して復活させてみました。
ここ数年の自分の活動を振り返ってみると、当時楽しかったけど、最近いつのまにかやらなくなってたことなんかが多々あることに気がつきました。
そういう自分の過去の活動にもなんらかのヒントはあるはずで、そういったものから「よさそう」なものがあれば、今後も積極的にアレンジして取り入れていこうと思っています。
こういう感じの「活動報告と記事にするのが難しいちょっとした話」なんかはすごく「ブログにしづらい」もので、ニュースレターと相性がいいものだと感じています。
手間はかかるんですが、精神衛生的に非常によさそうで、これからもこういうフォーマットでなにか面白いものを提供できないか、ということも同時に考えていきたいと思っています。
いかにして価値あるものを提供するか - by goryugo - ナレッジスタックにそうする理由などを記載 ↩︎